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イタリアの国民投票で原発計画が白紙に 【2011年06月14日】

Italian referendum kills nuclear plans

In a two-day national referendum over the weekend, Italians voted overwhelmingly against the government plan to build new nuclear power plants, dealing a heavy blow to Prime Minister Silvio Berlusconi.

重要語句

referendum(名詞):国民投票、住民投票
overwhelmingly(副詞):圧倒的に

deal a blow to:~に打撃を与える

ミニ解説

◆ In a two-day national referendum
→ 「two-day=2日間の」は形容詞として「referendum」を修飾しています。「day」と単数形になることに注意。

◆ the government plan to build new nuclear power plants
= 新しい原子力発電所を建設する政府計画

→ 不定詞「to」が直前の名詞「plan」にかかっている形容詞的用法です。

◆ dealing a heavy blow to Prime Minister
→ 分詞構文の動詞「deal」の主語は前の文全体(イタリアの国民投票の結果)をさしています。

区切り読みしてみよう ← 英文を文頭から理解

Italian referendum

kills nuclear plans

-----------------------------------------------------

In a two-day
 national referendum

over the weekend,

Italians voted

overwhelmingly against

the government plan

to build

new nuclear power plants,

dealing a heavy blow

to Prime Minister
 Silvio Berlusconi.

頭ごなし訳で理解しよう ← 和文から英文を再生

イタリアの国民投票で

              Italian referendum

原発計画が白紙に

              kills nuclear plans

-----------------------------------------------------

2日間の国民投票で、

              In a two-day
               national referendum

週末に行われた、

              over the weekend,

イタリア国民は投じた、

              Italians voted

圧倒的な反対票を、

              overwhelmingly against

政府の計画に、

              the government plan

建設するための、

              to build

新しい原子力発電所を、

              new nuclear power plants,

この結果は大打撃を与えた、

              dealing a heavy blow

ベルルスコーニ首相に。

              to Prime Minister
               Silvio Berlusconi.

仕上げ読み ← 確認用にどうぞ!

Italian referendum kills nuclear plans

In a two-day national referendum over the weekend, Italians voted overwhelmingly against the government plan to build new nuclear power plants, dealing a heavy blow to Prime Minister Silvio Berlusconi.

ニュースの背景

~YOMIURI ONLINE より~

イタリア国民投票、原発反対票94%に

イタリアで12、13日に行われた原発再開の是非を問う国民投票は14日、開票作業が終了し、内務省によると、投票率は54・79%、原発再開への反対票は94・05%に達した。国民投票は成立した。

 伊ANSA通信によると、ベルルスコーニ首相は13日、「政府と議会は結果を完全に受け入れる義務がある」と述べ、「原発再開反対」の民意に従う意向を示した。

 2008年に政権復帰した同首相は原発再開方針を表明したが、福島第一原発事故後の反原発世論の高まり]が国民投票にも反映された。原発推進派は与党側の棄権の呼びかけに応じ、投票を見送ったとみられる。

  

編集後記

ヨーロッパではドイツに続き、イタリアでも反原発の流れが押し寄せているようです。3月の東日本大震災で誘発された福島第一原発事故が世界的に影響を与えていますね。

それにしても、被災した日本より諸外国での決断が早いのはどうしたことでしょう。というより、日本の政府が遅すぎるのか・・・。

今後、脱原発の方向に向かおうというなら、代替エネルギーをどのように使うのかを政府の責任者にきちんと示してもらいたいです。

少なくとも、毎度繰り返される政局のドタバタより重要なことだと思いますが^^;

では、また明日の英語ニュースでお会いしましょう。

 

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