トライリンガルの夢

※今回は、2018年3月に配信したメルマガ記事のバックナンバーをお届けします。

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スイスでの1年間の思い出が最近よくよみがえります。

そもそも、なぜスイスを選んだのかというと、当時私は、けっこう壮大な野望?を抱いていたのです。

それは、日本語と英語だけでなく、ドイツ語も駆使するトライリンガルの会議通訳者になる、ということでした。

それがどれだけ大変なことか、というのはよくわかっていなかった気がします。

ただ、英語通訳というだけでは押しが弱い、と漠然と考えていて、それなら、大学時代に第2外国語として選択したドイツ語も身につけるのがいい、という結論になったのでしょう。

私の通っていた大学は、なぜかドイツ語の授業がやたらに厳しく、ぼやぼやしていると「不可」をとって留年しかねない状況でした。

それを知った私は逆に奮起して、“そうかい。じゃ、ちゃんと勉強して「優」取ったろうやないの”と意地になり、

英文学科だったにもかかわらず、けっこうドイツ語に力を入れていたのです。

大学の授業だけでは物足りず、ドイツ語研究会というサークルに入り、家ではNHKドイツ語講座の応用編なども欠かさず聞いていました。

(なんてまじめな学生だったんでしょう!でも、一般教養の授業はサボりまくっていた記憶が・・・。)

とはいえ、実際にドイツ語をきわめるというのはたやすいことではありません。

当初は、まずスイスのインターナショナルスクールで英語とドイツ語の基礎を固め、次はアメリカ西海岸の通訳養成大学院に留学して、日本語と英語、ドイツ語の通訳技術を学ぶ、という計画だったのです。

自分の能力や適性、資金の面で、その計画に無理がある、と気づいたのはスイスに渡ってからだったと思います。

今では、その頃と同じ夢は抱いていませんが、そういった試行錯誤を重ねてこそ今の自分がある、と考えると、むしろなつかしく思い出されるのです。

この計画をあきらめたのは、確かスイスから帰国後にこんな記事を読んだのがきっかけだったような。

「ドイツ語通訳者として第1線で活躍したいなら、まずはドイツ語1本に絞り、英語を捨てる勇気を持つべきです」

現役のドイツ語通訳者の助言として雑誌の特集記事に掲載されてました。

(英語かドイツ語か、 どちらを取る?)と自分に問いかけたとき、やはり・・・英語を捨てる勇気を持てませんでした。

ただし、ドイツ語を勉強したことで英語と似通った点や違いをいろいろ発見できたので、無駄ではなかったと思っています。

※ 私のスイス滞在記はこちらのコーナー「Akiの90年代スイス滞在と異文化体験特別コラム」に掲載しています。

当時は経験不足でいろいろ失敗もしましたが、今となってはなつかしい思い出です。

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