デジタル・タトゥー【Digital Tattoo】会話編

ニュースでカジュアル英会話!

このブログ記事では、話題性の高いニュースTopicに関する会話テキストを元に、アメリカ英語の自然な口語を学びます。

堅い文体の英文記事とは一味違う「くだけた言い回し」や声のトーン・抑揚・感情表現に慣れていきましょう。

Step1:全体リスニング

友人どうしが時事問題について話し合っています。会話を聞き、内容に関する質問に答えてください。


以下の記述が会話の内容と合っていたらTrueを、合っていなければFalseを選びましょう。

A) A “digital tattoo” is a physical mark or design made on the skin to express a personal message or belief.

B) The woman believes that the teenagers who posted the video may not have fully understood the potential consequences of their actions.

解答を確認

A) False:「デジタル・タトゥー」は、個人的なメッセージや信念を表現するために肌に入れる物理的なマークやデザインである。▶これは身体に入れる「タトゥー」の説明。

B) True:女性は、動画を投稿した高校生たちが自分の行為の影響を完全に理解していなかったのではないかと考えている。

Step2:重要単語と語句

次に、この会話に出てきた重要単語と語句の発音と意味を確認しましょう。


outrageous(形)非常識な

spout(名)注ぎ口

gross(形)気持ちの悪い

go viral ウイルスのように広がる

publicity(名)公表、広報活動

dumb(形)愚かな

Step3:パートごとのリスニング

今度は、男性と女性のセリフをパートごとに聞き取り、和訳と意味を確認してください。

また、声の抑揚や感情表現を真似しながらリピートしてみましょう。

和訳と解説

Man: That Sushiro prank video is outrageous. A high school kid licking the spout of a soy sauce bottle? That’s just gross!

男性:あのスシローの迷惑動画、ひどいよな。高校生がしょうゆ瓶の注ぎ口をなめたって?気持ち悪すぎだろ!

◆ That Sushiro prank video is outrageous.

男性:あのスシローの迷惑動画、ひどいよな。

▶That: ここでは、聞き手が「既にそのビデオの存在を知っている」ことを前提に、「例の(ビデオ)」というニュアンスで使用しています。

prank: 日本語で「いたずら」や「悪ふざけ」を意味する名詞です。

また、「prank video」を「joke video」と表現することもできます。

outrageous: 「とんでもない」や「法外な」といった意味の形容詞です。「shocking」や「scandalous」などの言い換え表現があります。

A high school kid licking the spout of a soy sauce bottle?

和訳)高校生がしょうゆ瓶の注ぎ口をなめたって?

会話では、感情やポイントを強調するために、こうした「文法的に完全でない英文」がよく使われます。

ここでは、高校生の行為に対する話し手の「驚きや不快感」を強調しています。

最後に「」が付いているのは疑問の問いかけというより、「相手も同じ意見である」という期待から同意を求める表現です。

この英文を文法的に完全な形にリライトすると、次のようになります。

A high school kid is licking the spout of a soy sauce bottle.”

が、こちらは会話独特の感情表現が失われてしまい、「現在、しょうゆ瓶をなめている最中である」という意味になってかえって不自然です。

kid: 「子供」を意味するくだけた表現として使われます。他の表現で言い換えると、「child」や「youngster」などがあります。

▶licking the spout: 「lick(なめる)」や「the spout(注ぎ口)」という単語を思いつかない場合は、別の表現に言い返しましょう。

例えば「licking」を「touching with his tongue(舌で触れる)」、「the spout of a soy sauce bottle」を「単に「the soy sauce bottle」と表現することができます。

◆ That’s just gross! 

和訳)気持ち悪すぎだろ!

just : ここでは強調を表す副詞で、「まさに」といった感じです。

gross : は「気持ち悪い」という意味の形容詞で、「disgusting」や「revolting」に置き換えられます。

和訳と解説

Woman: True, but teenagers are still kids, you know. Maybe they didn’t really understand what could happen.

女性:確かにそうだけど、中高生ってまだ子供だし。どうなるのか十分理解してなかったのかもよ。

◆ True, but teenagers are still kids, you know.

和訳)確かにそうだけど、中高生ってまだ子供だし。

True : 日常会話では、冒頭の「It’s(主語+be動詞)」 がよく省略され、単に「True!」と表現することがあります。

teenagers : 「10代(正確には13〜19歳の若者)」全般を表す言葉です。ここでは「高校生」を指しています。

you know:口語的な表現で、ここでは「そう思うでしょ?」という同意・共感を求めるニュアンスを持っています。

直訳すると「あなたは知っている」となりますが、必ずしも文字通りに解釈すべきではありません。

また、この表現は、適切な言葉を探している間に「ほら、あれ」というふうに、「一時的な中断を埋める役割」を果たすことがあります。

◆ Maybe they didn’t really understand what could happen.

和訳)どうなるのか十分理解してなかったのかもよ。

what could happen :  「could」 は「未来の予想・推測」を示しています。

直訳すると「何が起こりうるか」となり、「can」よりも「低い可能性」を表します。

和訳と解説

Man: That’s no excuse! Their disgusting act has cost the sushi chain its customers’ trust. Ever heard of a “digital tattoo”?

男性:それじゃ済まないだろ!こいつらの不衛生な行為で、この寿司チェーンは客の信頼を失ったんだ。デジタル・タトゥーって言葉、聞いたことある?

◆ That’s no excuse!

和訳)それじゃ済まないだろ!

▶That’s no excuse!:他人の行動に対する言い訳や理由を受け入れないときに使います。

「それは言い訳にならない」といった意味合いを持ちます。

That’s not a valid reason!」や 「That doesn’t justify it!」という言い換え表現が可能です。

◆ Their disgusting act has cost the sushi chain its customers’ trust.

和訳)こいつらの不衛生な行為で、この寿司チェーンは客の信頼を失ったんだ。

▶cost:「〜に(損害・代償など)を払わせる、(損失・損害)をもたらす」という意味の動詞です。

この部分全体を、 “Their repulsive behavior has caused the sushi chain to lose its customers’ trust.”と言い換えることも可能です。

◆ Ever heard of a “digital tattoo?

和訳)デジタル・タトゥーって言葉、聞いたことある?

▶Ever heard of …:ある話題を知っているかどうかを確認する口語表現で、完全な文にすると「Have you ever heard of …」となります。

ここでは、主語の 「you」 と助動詞の 「have」が省略されています。

和訳と解説

Woman: That means once information goes viral online, it’s hard to erase it completely, right? Like a real tattoo.

女性:ネット上で情報が一度拡散されると、それを完全に消すのは難しいって意味よね?本物のタトゥーみたいに。

◆ That means once information goes viral online, it’s hard to erase it completely, right?

和訳)ネット上で情報が一度拡散されると、それを完全に消すのは難しいって意味よね?

once:「一度…すると」または「…したらすぐに」という意味の接続詞です。

ここでは、「情報が一度オンラインで広がってしまうと」という条件を表しています。

goes viral online:インターネット上(SNSなど)で非常に急速に情報が広がる、という意味を表しています。

spreads rapidly online」や「becomes extremely popular on the internet」などに言い換えができます。

right?:文末の「right?」は、相手に「自分の理解が正しいかどうか」を確認する意味があります。

ここでは「Isn’t it?」や「Don’t you think?」などに言い換えられます。が、「right?」の方がより口語的で、会話の中でよく使われます。

◆ Like a real tattoo.

和訳)本物のタトゥーみたいに。

この直前に「It’s」が省略されており、完全な文に補充すると「It’s like a real tattoo.」となります。「It」は前述の「digital tattoo」を指しています。

ここでは、「デジタル・タトゥー」と本物の「タトゥー」を「完全に消すのが難しい」という共通点から比較しています。

和訳と解説

Man: Exactly! That prank video is their digital tattoo. It’s negative publicity for Sushiro.

和訳)そうそう!あのイタズラ動画こそデジタル・タトゥーだよ。スシローにとっては悪評広告だ。

◆ Exactly! That prank video is their digital tattoo.

和訳)そうそう!あのイタズラ動画こそデジタル・タトゥーだよ。

▶Exactly!:「その通り!」や「まさにそう!」という意味で、相手の発言や意見に完全に同意するときに使います。

言い換え表現としては、”That’s right!”や”You’re absolutely correct!”などがあります。

「their」は「prank video」を撮影・投稿した犯人である高校生たちを表しています。

◆ It’s negative publicity for Sushiro.

和訳)スシローにとっては悪評広告だ。

▶negative publicity:企業や個人の行動や行為が公の場で否定的に報じられ、その評価やイメージを悪化させることを示しています。

「bad press」や「unfavorable publicity」への言い換えが可能です。

和訳と解説

Woman: It could also hurt the people who posted it. If their names are identified online, they might lose their future career.

女性:投稿した当人にも悪影響じゃない?本名をネット上で特定されたら、将来のキャリアを失うリスクかも。

◆ It could also hurt the people who posted it.

和訳)投稿した当人にも悪影響じゃない?

▶could:可能性や仮定を示す助動詞です。ここでは、「それは投稿した人々にもダメージを与える可能性がある」という意味になります。

◆ If their names are identified online, they might lose their future career.

和訳)本名をネット上で特定されたら、将来のキャリアを失うリスクかも。

If their names are identified online:この部分全体を「If people find out their identities on the internet」と言い換えることができます。

和訳と解説

Man: Talk about a dumb tweet, huh?

男性:これこそ「バカッター」だよな。

▶Talk about:は、特に驚いたり、強く感じたりする時に使われる口語表現です。

huh?“:聞き手の同意を求め、反応を引き出すための口語表現です。

この部分全体を言い換えると「That tweet was really dumb, wasn’t it?」となります。

和訳と解説

Woman: You can say that again!

女性:まさにその通り!

▶You can say that again!:相手の発言に強く同意する時に使われる口語表現で、「その通りだ!」という意味です。

言い換えると 「I totally agree with you!」や 「You’re absolutely right!」となります。

Step4: パラフレーズ

最後に、各パートのセリフを「自分の使いこなせる単語と文法」でざっくりと言い換えてみましょう。

元の英文の単語や構文を変更しながら、同じ意味の文を作成することを「パラフレーズ」といいます。

なお、「言い換え例」の各英文は一例を示したものなので、丸暗記しても意味がありません。あくまで「自分なりの表現で言い換える」ときの発想の参考にしてください。

Man: That Sushiro prank video is outrageous. A high school kid licking the spout of a soy sauce bottle? That’s just gross!

男性:あのスシローの迷惑動画、ひどいよな。高校生がしょうゆ瓶の注ぎ口をなめたって?気持ち悪すぎだろ!

言い換え例

Did you see the Sushiro video? A high school kid licked a soy sauce bottle! It’s really bad!

(あのスシローの動画見た?学生がしょうゆ瓶をなめたやつ。あれ最悪だろ!)


▶「the spout (注ぎ口)」の単語がわからないときは、細部にこだわらず「a soy sauce bottle(しょうゆ瓶)」と言えば意味が伝わります。

▶「gross(気持ち悪い)」という形容詞が出てこないときは、簡単に「bad」と表現すればOKです。


例2)The Sushiro joke video is really shocking. I cannot believe a student licked the top of a soy sauce bottle!

(あのスシローのイタズラ動画はマジで衝撃だったよ。学生がしょうゆ瓶の上部をなめたとは信じがたい)


▶「prank」を「 joke」に、「outrageous」を「shocking」に置き換えています。

また、「the spout (注ぎ口)」を「the top(上の部分)」と説明しています。

Woman: True, but teenagers are still kids, you know. Maybe they didn’t really understand what could happen.

女性:確かにそうだけど、中高生ってまだ子供だし。どうなるのか十分理解してなかったのかもよ。

言い換え例

Woman: Yes, but they’re still kids. Maybe they didn’t think it was a big problem.

女性:ええ、でもあの子たち、まだ子供だし。大きな問題になるとは思ってなかったのかも。


▶「True」を簡単に「Yes」と言い換えています。

▶「teenagers」を代名詞の「they」に置き換えています。

また、同意・共感を求める「you know」は省略しても意味が伝わります。

Man: That’s no excuse! Their disgusting act has cost the sushi chain its customers’ trust. Ever heard of a “digital tattoo”?

男性:それじゃ済まないだろ!こいつらの不衛生な行為で、この寿司チェーンは客の信頼を失ったんだ。デジタル・タトゥーって言葉、聞いたことある?

言い換え例

Man: That’s wrong! Because of this bad act, people don’t trust the sushi place anymore. Do you know about “digital tattoos”?

男性:そんなの間違ってるだろ!この不正行為のせいで、寿司チェーンは客の信頼を失ったんだ。デジタル・タトゥーって知ってる?


▶「That’s no excuse!」を「That’s wrong!」に置き換えています。

That’s not a valid reason!」や 「That doesn’t justify it!」という言い換え表現も可能です。

▶「disgusting」を簡単に「bad」と表現しています。「customer」は「people」でも通じます。

▶「〜に・代償を払わせる、損害をもたらす」を意味する動詞「cost」は使い方がやや難しいため、ここでは構文そのものを変更しています。

Woman: That means once information goes viral online, it’s hard to erase it completely, right? Like a real tattoo.

女性:ネット上で情報が一度拡散されると、それを完全に消すのは難しいって意味よね?本物のタトゥーみたいに。

言い換え例

Woman: Once information is spread online, it’s hard to remove it, right? Like a real tattoo.

女性:ネット上で情報が一度広がると、それを完全に消すのは難しいって意味よね?本物のタトゥーみたいに。


▶言い換え例では「That means」を省略して構文を簡単にしています。

▶「goes viral online」を「is spread online」と表現しています。

online」を「 on the internet」 にしてもOKです。

Man: Exactly! That prank video is their digital tattoo. It’s negative publicity for Sushiro.

男性:そうそう!あのイタズラ動画こそデジタル・タトゥーだよ。スシローにとっては悪評広告だ。

言い換え例

Man: That’s right! The joke video is something like that. It gives Sushiro a bad name.

男性:そうそう!あのイタズラ動画ってそんな感じだろ?スシローのイメージダウンになる。


▶「Exactly! 」を「That’s right! 」に置き換えています。

▶「their digital tattoo」は直前に言及されているため、ここでは繰り返さず「something like that 」としています。

Woman: It could also hurt the people who posted it. If their names are identified online, they might lose their future career.

女性:投稿した当人にも悪影響じゃない?本名をネット上で特定されたら、将来のキャリアを失うリスクかも。

言い換え例

Woman: It’s bad for the boys who posted it too. If people find out who they are, they may have problems in the future.

女性:投稿した子たちにとっても良くないわよね。身元がバレたら、将来の問題になるかも。


▶「their names are identified」を「people find out who they are」と言い換えています。

Man: Talk about a dumb tweet, huh?

男性:これこそ「バカッター」だよな。

言い換え例

Man: Oh, yes! They really did a stupid thing.

男性:確かに!本当にバカなことをしたもんだよ。


▶驚きや感情を強く表す「Talk about 」や、相手の反応を求める「huh」は感覚をつかんでいないと使いこなせません。

ここでは「Oh, yes! 」と「They really did a stupid thing.」の2文に分けて表現しています。

Woman: You can say that again!

女性:まさにその通り!

言い換え例

Woman: I agree with you!

女性:その通りね!


▶相手の発言に強く同意する決まり文句「You can say that again!」を、よりシンプルな「I agree with you!」に言い換えています。

参考記事:この会話と同じTopicの英語ニュース

デジタル・タトゥー【Digital Tatoo】

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