発音トレーニングの手順と測定方法

今週は、主に「発音とリスニングへの苦手意識から中級で伸び悩んでいる方」を対象に、上級レベルに飛躍するカギとして「英語の音の仕組み」に関する特別コラムをお届けしています。

2日目のテーマは「発音トレーニングの手順と測定方法」です。

※1日目の学習コラムの内容はこちら↓

この【基本例文のリスニング力判定クイズ】で出題した例文は、「弱形の発音とリズム」を理解すれば聞き取れます。

これをマスターすると、極端な話、個々の母音や子音の発音が正確でなくても、けっこう英語らしく聞こえます。

さて、弱形の発音について、私が受講生に解説した動画レクチャーのサンプル(3分半)はこちらです。

弱形の発音【ミニ解説動画】

「発音Basic講座」で音の仕組みが腑に落ちた理由

受講生たちが、この発音Basic講座で「音の仕組みが腑に落ちた!」と感じたのは、もちろん、市販の本にはあまり書かれていない斬新な切り口を含んでいたせいもありますが、それでも、視聴だけだと「わかったつもり」で終わってしまいます。

何より、価値を感じてもらえた理由は、

1)動画で発音の仕方を理解する

2)毎日の自主トレーニング

3)音読を発表し、フィードバックを受ける

・・・という流れがあったからだと思います。特に重要なのは、2)と3)ですね。

1)の段階だけなら、書籍や無料動画でも一定の知識を学べますから。

でも、「知識として知っている」ことと「できる」ことは全く違います。

実際に自分の口を動かしてトレーニングし、耳で聞いて確かめ、フィードバックを受けないと、できたことにはなりません。

発音の自主トレーニングの手引き

先ほどの動画は教室の受講生を対象に作成したものですが、ご自身で発音訓練をされるときは、「やさしい英語ニュース倶楽部」の「英語発音トレーニング」をご活用ください。

もちろん「弱形」についても解説していますよ。

重要なのは、適当に自己流で音読して「できたつもり」にならないこと!

発音を自分で判断するのは難しいとはいえ、次のような「ざっくりした自己測定の方法」があります。

測定方法1)Google翻訳の英語版などのAIに話しかける。

⇒ 8割以上が正しく文字変換されたら一応OKとする。

※こちらのミニ動画で、「Google翻訳の英語版の使い方」を説明しています。


測定方法2)自分の話す英語をスマホやICレコーダーに録音して聞いてみる。

⇒ ネイティブ音声と比較し、だいたい同じように聞こえたらOKとする。

Google翻訳の音声認識には誤差があるため、自分の声を聞いて判断するのがけっこう大切です。

最後に、これは個人的な意見ですが、仕事で英語を使う人は、プロ意識をもって発音に気を配るべきでしょう。

というのも、自分では「日本語訛りでいい」と割り切っていても、対話する相手がその「自己流発音」の意味を理解するのに苦労し、聞き取りに余計な負担を感じるからです。

ネイティブ並みの発音は無理でも、「意図が誤解なく伝わる」レベルまで努力するのは、ビジネスで対話する相手への礼儀だと思います。

また、日本で生まれ育った英語学習者の方には、なるべく「英語の音の仕組みを理解している先生」の指導を受けることをお勧めしたいです。

なぜなら、音感の鋭い人を例外として、大量のリスニングやシャドーイング、英会話レッスンをどれだけ繰り返したところで、発音が自然に良くなることはないからです。

「通じる発音」を習得するには、

1)英語の音の仕組みを最初に頭で理解し、

2)その理論に沿って反復練習してから、

3)できているかどうかフィードバックを受ける(無理なら、AI認識や録音で自己測定する)、

・・・この手順が王道です。

以上、学習のご参考になりましたら幸いです。

明日は、「英語の音の仕組み」をひと通り理解したという前提で、それをリスニング訓練にどうやって生かしていくか、を具体的に解説します。

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