プレゼンでこれをやったらアウト!

 

私自身は学校や職場でプレゼンテーションをする機会がなかったのですが、以前、JICA関連の通訳をしていたたときに面白い体験をしました。

東南アジア、アフリカ、南米などの途上国から来た技術研修員たちが、数ヶ月の研修成果をひとりずつ英語で発表する機会があったのです。

事前に資料が配布され、本人が前に出てパワーポイントを使ってプレゼンする、という形式です。

英語が母国語ではなく訛りの強い場合もあったものの、それとは別の面で、発表が上手な研修員とそうでない人がいたのです。

違いはずばり、パワポで作成するスライドの使い方です。

発表のうまい人は、重要なポイントだけを絞り込み、視覚的に見やすいレイアウトで図表やキーワードを大きく表示していました。

本人はそのスライドを土台に、聴衆の反応を見ながら平易な言葉で説明していったので、流れがわかりやすく頭に入ってきました。

反対に発表が下手な研修員は、なんと、細かい文字原稿をパワポのスクリーンいっぱいにそのまま表示していたのです。

それは、私たちの手元に配布された資料と同じ内容です。

で、本人が何をしたかというと、その原稿を延々と読み上げる形での発表でした。

当然のことながら、聴衆の存在を忘れたかのような棒読みになるため、聞いているほうも退屈でした。プレゼンという感じではなかったですね。

(え~、何それ。パワポのスクリーンをわざわざ使う意味ないじゃん)と、なんだか残念に感じたものです。

これは、前回取り上げた「自己紹介の仕方」と共通するものがあります。

つまり、用意した原稿をただ読み上げる形での発表は、よほどめりはりをつけて音読しない限り、聴衆の心に響きにくいのです。

パワポのプレゼンが上手にできない人の場合、たぶん、経験不足でスクリーンに何を表示すべきなのかわかっていないのでしょうね。

先ほど例に挙げたような「良くない例」は、日本人によるプレゼンでも何度か見た記憶があります。

日本人が英語を話すのが苦手、と言われる原因はいろいろ考えられる中、そもそも意見発表に慣れていない人が多いのも一因かもしれません。

もちろん、営業トークや商品のプレゼンが得意な人もたくさんいますから、全員にあてはまるわけではありませんが。

たとえば、日本語で話す自分の声を録音してみると、意外な発見があったりします。

(え、こんな早口で話してたのか。なんかモゴモゴして聞き取りにくいな)・・・など、自分の感覚とは違っていることもよくあります。

また、意見発表のときにお勧めしたいのは、やはり、キーワードだけを抜き出し、(パワポの場合はスクリーンに映し、)その流れに沿って話し言葉で説明していく・・・この方法ですね。日本語でも英語でも使えます。

普段の生活の中で、自分の考えをわかりやすく説明することを心がけると、いざというとき役立つと思います。

以上、学習のご参考になりましたら幸いです。

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