日本のカヌー選手がライバルの飲み物に薬物を混入【Japanese canoeist spikes rival’s drink with drug】

Step1:全体リーディング

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Japanese canoeist spikes rival’s drink with drug

A Japanese canoeist, who was competing for a spot at the 2020 Tokyo Olympics, admitted to having spiked the drink of a key rival to make him fail a doping test at a national championship last September.

Step2:重要単語と語句

canoeist(名)カヌー選手

spike(動)(薬物や毒物を)混入する

compete(動)競争する

doping(名)ドーピング

championship(名)選手権

Step3:ミニ解説

◆ A Japanese canoeist, who was competing for a spot at the 2020 Tokyo Olympics, = 日本のカヌー選手が、2020年東京五輪の出場枠を争っていたが、

前後にコンマのある関係代名詞節「who was competing for a spot at the 2020 Tokyo Olympics,」がその直前の「A Japanese canoeist」を補足説明しており、イコールで結ばれる同格の表現です。

「spot」は「place」に置き換えてもOKです。ここでは「出場枠」と意訳しています。

「the 2020 Tokyo Olympics(2020年東京五輪)」は「the 2020 Tokyo Olympic Games」と表現することもできます。いずれも複数形になる点に注意しましょう。

◆ admitted to having spiked the drink of a key rival = 主要なライバルの飲み物に(薬物を)混入したのを認めた

この動詞「admit」は「自分にとって不利な事実・よくない行為を白状する」というニュアンスで、「confess」と同様の意味です。

「admit to + 名詞または動名詞」となり、「to」は前置詞です。ここでは、過去に行なったことを後で認めた、という意味合いで時制をずらし、完了の助動詞「have」を挿入して「having spiked」としましたが、「spiking」としてもOKです。

◆ to make him fail a doping test at a national championship last September= 去年9月の国内選手権で、彼をドーピング検査で失格とするため、

「make」は使役動詞で「make + A(目的語の名詞)+ B(動詞の原形)」=「AをBさせる」です。ここでは「A=him」「B=fail」ですね。

形容詞「national(国内の)」を「international(国際的な)」と混同しないよう区別しておきましょう。

Step4:スラッシュ・リーディング

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Japanese canoeist / spikes rival’s drink with drug

A Japanese canoeist, / who was competing for a spot / at the 2020 Tokyo Olympics, / admitted to having spiked the drink / of a key rival / to make him fail a doping test / at a national championship last September.

Step5:サイトトランスレーション

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和訳例を確認
日本のカヌー選手が / ライバルの飲み物に薬物を混入

日本のカヌー選手が、/ 出場枠を争っていたが、/ 2020年東京五輪の、/ 飲み物に(薬物を)混入したのを認めた、/ 主要なライバルの、/ 彼をドーピング検査で失格とするため、/ 去年9月の国内選手権で。

Step6: 反訳トレーニング

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解答をチェック!

日本のカヌー選手が
Japanese canoeist

ライバルの飲み物に薬物を混入
spikes rival’s drink with drug


日本のカヌー選手が、
A Japanese canoeist,

出場枠を争っていたが、
who was competing for a spot

2020年東京五輪の、
at the 2020 Tokyo Olympics,

飲み物に(薬物を)混入したのを認めた、
admitted to having spiked the drink

主要なライバルの、
of a key rival

彼をドーピング検査で失格とするため、
to make him fail a doping test

去年9月の国内選手権で。
at a national championship last September.

Step7:スピード音読

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Japanese canoeist spikes rival’s drink with drug

A Japanese canoeist, who was competing for a spot at the 2020 Tokyo Olympics, admitted to having spiked the drink of a key rival to make him fail a doping test at a national championship last September.

参考記事:日刊スポーツ

薬物混入の鈴木康大「連盟再入会認めない」永久追放

カヌー禁止薬物混入問題を受け、日本連盟の春園長公常務理事は10日、加害者の鈴木康大(32=福島県協会)を事実上の永久追放にするとの見通しを明かした。

鈴木は弁護士を通じて自筆の謝罪文を報道各社に送り、被害者の小松正治(25=愛媛県協会)は合宿先の石川県で心境を吐露した。

薬物混入問題に付随して発覚した鈴木による窃盗問題の被害者は小松も含めて5人に上り、そのうち4人とは示談が成立していることも明らかになった。

前代未聞の悪質な行為が判明した鈴木は、厳罰を避けられない見通しとなった。日本カヌー連盟は捜査終了後に理事会と社員総会で、除名処分を下す見込み。

規則上、除名から2年以上が経過すれば、復帰ができる。

しかし、同連盟の春園常務理事は「連盟内部としては、再入会は認められない。規定は適用しない」と、事実上の永久追放となる方向性を示した。

編集後記

カヌー選手の薬物混入は先週半ばのニュースですが、まさに前代未聞の事件なので取り上げました。とても残念なことに、鈴木選手はこれ以外にも他の選手への窃盗や嫌がらせを繰り返していたとされています。

昔からのいわゆる「スポ根」ドラマや漫画では、卑劣な手段でライバルを蹴落とそうとする場面が描かれるのも珍しくないですが、実際に五輪を目指す一流選手がこうした行為に手を染めていた、と聞くと嘆かわしいです。

被害に遭った小松選手は、鈴木選手が自白したことに「感謝している」と話しているそうですが、それを聞いた本人はどんな気持ちなのでしょうね。

以前、女子フィギュアでアメリカ人のトーニャ・ハーディング選手が同国のライバルであるナンシー・ケリガン選手を殴打させた事件が発覚して大騒ぎになったことがありました。

出場するかどうかで選手人生が大きく変わってしまう五輪の存在が、なんだか恐ろしくもあります・・・。

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