シャドーイングのよくある勘違い

 

リスニング訓練の一環として、文字を見ない状態でネイティブ音声を再生しながら、少し遅れて追いかけていく「シャドーイング」という方法があります。

私の時事英語教室でも実施しているトレーニングですが、正しい方法で練習しないとあまり意味がないんですよね・・・。

シャドーイングの練習を自己流でいい加減にやっている人が案外多いので、主な注意点をシェアしたいと思います。

シャドーイングというのは、「ネイティブの英語を耳で聞きながら、同じ内容を自分の口で再現する」という作業です。

2つの作業を同時にするわけですから、高い集中力が必要です。決して簡単ではありません。

ここで重要なのは「一字一句間違わずに、正確にマネする」という点です。

たとえば、次の英文をネイティブ音声に続いてシャドーイングすると仮定します。

The Japanese government on Friday approved a bill that would accept more foreign workers from April 2019.

適当に練習を済ませてしまう人の場合、だいたいこんな感じになっています。

The Japanese government … Friday approve … bill that … accept more foreign worker … April 2019.

弱く発音される「機能語(前置詞や冠詞)」が抜けていたり、時制が過去形から現在形に変わっていたり、複数形の「s」が抜けていたり、といった箇所があちこちにみられ、

「正確にシャドーイングできている」とはとてもいえない状態です。

が、本人はこの状態で「シャドーイングできた」と思っている場合があります。

実際、ごくたまにですが、授業でシャドーイングをパフォーマンスしてもらうと、言い間違いや抜けが多くてうまくできない人が「家で練習したときはできたんです・・・」と残念がることがあります。

別に嘘や言い訳を言っているのではなく、本当にそう信じているようなのですが、そんなバカなことはありません。

仮に、家ではできていたのだとしても、それはただの「まぐれ」です。

教室でも同じように再現できなければほとんど意味がありません。

たいていの場合、実際は家でも正確にできていないのですが、問題は本人がそれに気づいていないことです。

シャドーイングはネイティブ音声を聴きながら発声する作業なので、「自分の声だけ」を切り離して確認するのが難しい面があります。

つまり、ネイティブの音声が耳に入ってくるので、自分ではほとんど発声できていなくてもわかりにくいのです。

では、どうすればいいかというと、解決策は簡単です。

イヤホンかヘッドホンを付けてシャドーイングを練習し、自分の声だけが入る状態で録音するのです。

ICレコーダやスマホに録音した自分の声を再生し、スクリプトを目で追いながらチェックしていくと、正確に言えていない箇所が一目瞭然です。

そこがあなたのリスニングの弱点です。

完全にネイティブと同じ発音で、というのは難しいとしても、スクリプトに書いてある英文と同じように言えるまで反復練習することは可能ではないでしょうか。

本来、シャドーイングとはそういうものです。

ここまできちんとやってから「シャドーイングできた」と言いましょう。

以上、学習のご参考になりましたら幸いです。

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