日銀利上げで31年ぶり高水準【BOJ Rate Hike Brings Rates to 31 Year High】

今回の英語ニュースのテーマは「日銀利上げで31年ぶり高水準」です。利上げで「得する人・損する人」と「その理由」をしっかり聞き取りましょう。


【40代からの英語リスニング訓練動画シリーズ】

もはや隔世の感がありますが、1990年前後のバブル経済期、銀行の定期預金金利は6%超えだったんですよね。

10年預ければ元本が1.5倍以上になったり、と預金で賢い資産運用ができる時代でした。

そのいっぽう、住宅ローンの金利は住宅金融公庫(現在のフラット35)でも5%超、銀行の変動金利は最高で年8.5%に達するほど。

毎月の返済額だけでなく、総返済額が倍近くになる計算です。

『借金は早く返せ、金利で身が滅ぶ』と親から忠告を受けた人もいるようです。

バブル崩壊が起きた平成の約30年間、日本は『ゼロ金利』が当たり前になり、「失われた30年」と呼ばれました。

そして、時代が令和に移り、ようやく日本にも『金利のある世界』が戻ってきました。

物価も給料も上がる今の時代は、受け止め方が人によって分かれそうですね。

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Step1:全体リスニング

まずは英語ニュース全体の流れを理解するリスニング訓練です。

次の各質問の答えを探しながらリスニングし、英語または日本語で答えてください。

Q1) Who may pay more for their mortgages?(住宅ローンの返済額が増える可能性があるのは誰ですか。)

Q2) How can older households benefit?(高齢世帯はどのような恩恵を受けられますか。)

1回目で答えがわからないときは、最大3回まで音声を再生しましょう。

【ナチュラルスピード】

英文

BOJ Rate Hike Brings Rates to 31 Year High


The Bank of Japan raised its policy rate to 1.25 percent, the highest level in about 31 years.

Higher interest rates could raise mortgage payments, especially for working households with large loans.

Meanwhile, older households can earn more interest, if they have substantial savings.

和訳

日銀利上げで31年ぶり高水準


日銀は政策金利を1.25%に引き上げ、約31年ぶりの高水準となった。

金利上昇により、特に多額の住宅ローンを抱える現役世帯では、返済額が増える可能性がある。

一方、高齢世帯は、特にかなりの貯蓄があれば、より多くの利息を得られる。

質問の解答例

Q1) Who may pay more for their mortgages?(住宅ローンの返済額が増える可能性があるのは誰ですか。)

A1) Working households with large loans.(多額のローンを抱える現役世帯です。)

Q2) How can older households benefit?(高齢世帯はどのような恩恵を受けられますか。)

A2) They can earn more interest on their savings.(貯蓄からより多くの利息を得られます。)

Step2:重要単語と語句

①「単語の綴りと意味」を見ながら音声をリピートし、意味を確認。

②「単語の綴りと意味」を閉じて音声をリピートし、一時停止して和訳。

単語の綴りと意味

BOJ(The Bank of Japan):日本銀行

>> 日本の中央銀行です。物価や景気を安定させるため、金利の調整やお金の流れの管理を行っています。

policy rate(政策金利)

>> 中央銀行が金融政策のために設定する基準となる金利です。上がると、住宅ローンや企業の借入金利にも影響します。


hike /haɪk/(名)引き上げ、上昇

mortgage /ˈmɔːrɡɪdʒ/(名)住宅ローン、抵当融資

household /ˈhaʊsˌhoʊld/(名)世帯、家庭

substantial /səbˈstænʃəl/(形)かなりの、相当な

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ディクテーションQuizに参加した方、特に満点を逃した方は「不正解になった原因を突き止め、今後、同様の間違いを防ぐ」ために必ず解説をご確認ください。

答案分析をせず放置する人は、ディクテーションをする意味がありません。

Step3:リッスン&リピート

スロー音声を再生し、文字を見ずにチャンクごとにリピートしましょう。最大3回まで音声を流してOKです。

今度は「母音のストレス・音の連結・止める子音」などの発音ルールに気をつけて音声を再生し、文字を見ながらゆっくり正確に2〜5回リピートしましょう。

その後、文字を見ないでチャンクごとに2回正確にリピートできたらOKです。

1)スロー(スラッシュで小休止あり)

スラッシュ英文

■下線:音の連結 ■( ):子音の脱落  ■t,d,k,g,p,b:子音の飲み込み

The Bank of Japan raised its policy rate to 1.25 percent, / the highest level in about 31 years.

スラッシュ和訳

日本銀行は引き上げた、政策金利を1.25%に、/ 最も高い水準に、約31年ぶりの。

2)スロー(スラッシュで小休止あり)

スラッシュ英文

Higher interest rates could raise mortgage payments, / especially for working households with large loans.

スラッシュ和訳

より高い金利は増やす可能性がある、住宅ローンの返済額を、/ 特に現役世帯にとって、多額のローンを抱える。

3)スロー(スラッシュで小休止あり)

スラッシュ英文

Meanwhile, older households can earn more interest, / if they have substantial savings.

スラッシュ和訳

一方、高齢世帯は得ることができる、より多くの利息を、/ かなりの貯蓄がある場合には。

Step4:サイトトランスレーション(スラッシュ和訳)

スラッシュで区切った英文を表示し、区切りごとに日本語に訳します。後ろから返り読みせず、英語の語順のまま読み進めてください。

この訳し方を「サイト・トランスレーション」といいます。英語の語順のまま理解する習慣がつくと、英文を読むスピードが格段に速くなります。

まず自分で訳してから和訳例と比較してみましょう。意味が違っていた箇所は、語彙と文法構造を確認し、間違った原因を明らかにする必要があります。

Step5:反訳トレーニング(和文英訳)

今度は、和訳のみを見ながら元の英文を口頭で再現する「反訳トレーニング」に挑戦しましょう。

その際、英文テキストと全く同じでなくても、意味がほぼ同じで文法的にも正しければOKです。

余力があれば、単語の一部を入れ替える「パラフレーズ」練習もやってみましょう。

Step6:オーバーラッピング&シャドーイング

上記の英文を表示しながらスロースピードの音声を通しで再生し、自分の声をかぶせてオーバーラッピングします。回数の目安は5回です。

余力があれば、次に英文を閉じて音声を再生し、1,2語遅れで追いかけるシャドーイングに挑戦しましょう。こちらも5回を目安にしてください。

【スロースピード】

英文

BOJ Rate Hike Brings Rates to 31 Year High


The Bank of Japan raised its policy rate to 1.25 percent, the highest level in about 31 years.

Higher interest rates could raise mortgage payments, especially for working households with large loans.

Meanwhile, older households can earn more interest, if they have substantial savings.

Step7: 仕上げの全体リスニング

最後に、英文を見ない状態でナチュラル・スピードの英語ニュースを通しでもう一度聞いて仕上げましょう。

途中、聞き取りにくい箇所があったら前のStepに戻って内容を確認してくださいね。

【ナチュラルスピード】

無料企画「ディクテーションQuiz」の正解と解説・成績発表

ここからはメルマガ企画「ディクテーションQuiz」の正解と解説・成績優秀者の発表です。

上記の英語ニュースを元に、短い英文のディクテーションQuizをメルマガで出題しました。

「現在の英語力を語彙力・文法読解・発音力の点から客観的に測定する作業」です。英語ニュースの音声を聞き、英文を正確に書き取ってください。

途中で音声を止めずに一気に聞かないと訓練の効果がありません。また、聞く回数はできれば2回以下、最大5回程度を目安にしてください。

5回聞いてわからない箇所は「今の英語力では正確に聞き取れない箇所」です。そこを自分の弱点だと理解し、解答を見て原因を分析するのが上達の近道です。

>> 答案採点のチェックポイント

▶メルマガ企画「ディクテーションQuiz」答案と成績発表

メルマガ読者の皆様、答案ご提出とコメントありがとうございました!詳細は上記リンクをクリックするとご覧になれます。

▶満点率(リスニング回数「2回以内」の条件付):22% ▶最優秀賞(満点):7名

▶各設問の正答率(リスニング回数が3回以上の場合も含む)
Q1の正答率 Q2の正答率
50% 56%

※各設問の正解率はリスニング回数を反映しておらず、3回以上聞いた場合も含まれています。

ディクテーション答案の講評

今回のディクテーションQuizの難易度は標準です。満点は7名、全問正解率が22%という結果でした。

どちらの設問も「(リスニング回数を考慮しなければ)正答率が50%以上」、というのが素晴らしいです。

具体的な解説を含め、各設問の正解のポイントをまとめました。詳細は下記をご覧ください。

設問1)


正解と答案分析

The bank raised interest rates to slow price increases.(その銀行は物価上昇を抑えるために金利を引き上げた。)

主な不正解事例)

▶「the two」の定冠詞「the」を聞き落としてしまった。

⇒ 定冠詞がなくても文法的には合っていますが、文脈上、「選挙の立候補者」に限定されるため、ここでは「そのふたり」と限定しています。

「the」は弱音の機能語なので、注意して聞き取りましょう。

設問2)


正解と答案分析

Many families may have to pay more on their home loans.(多くの家庭では住宅ローンの返済額が増える可能性がある。)

主な不正解事例)

▶ 動詞の過去形「referred to him」を現在形で「refer to him」と書いてしまった。

⇒ 「referred」の語尾の子音[d] は止める音なのでほとんど聞こえず、を現在形の「refer」との聞き分けが難しいです。

ここではどちらでも文法的には合っていますが、主節の動詞が「said」なので、「時制の一致」で過去形になっています。

予習動画でも同様の英文があり、ここでも「時制の一致」で過去形となっています。

いかがでしたか。不正解箇所のある人は、間違えた原因をしっかり分析して今後につなげましょう。

次回のディクテーションQuizもふるってご参加ください。

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