AI企業が開発減速を呼びかけ【AI Companies Call for Slower Development】

【40代からの英語リスニング訓練動画シリーズ】

今回の英語ニュースのテーマは「AI企業が開発減速を呼びかけ」です。

日々加速するAI開発に対し、AnthropicのアモデイCEOが重大な警告を発しました。

OpenAIのアルトマンCEO、イーロン・マスク氏らも開発ペースを落とす考えに賛同を示しています。

一方、トランプ米大統領は慎重論を強く否定しています。

「急速なAI開発への懸念材料と、トランプ大統領が減速に反対する理由」をしっかり聞き取りましょう。

現在、日常生活でAIを自然に使っている人がきっと多いですよね。

私自身も、今までは教材作成に活用するのはもちろん、ちょっとしたPC操作や料理レシピを質問できて助かっていました。

最近は、ChatGPTのWork(作業代行のエージェント機能)を少しずつ使い始めたところです。

英語ニュース原案や動画編集など、意外と面倒なルーティン作業を片付けてくれて重宝してます。

なので、今回のニュースはなんだか複雑な心境です・・・

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Step1:全体リスニング

まずは英語ニュース全体の流れを理解するリスニング訓練です。

次の各質問の答えを探しながらリスニングし、英語または日本語で答えてください。

Q1) What could rapid AI development threaten?(急速なAI開発は何を脅かす恐れがありますか。)

Q2) Why did President Trump oppose their proposal?(トランプ大統領は、なぜ彼らの提案に反対したのですか。)

1回目で答えがわからないときは、最大3回まで音声を再生しましょう。

【ナチュラルスピード】

英文

AI Companies Call for Slower Development


Anthropic’s chief urged a slowdown in AI development, a call backed by leaders of rival companies.

Some AI researchers have issued a warning: rapid development could threaten humanity’s survival.

However, President Trump opposed their proposal, stressing the need to stay ahead of China in AI.

和訳

AI企業が開発減速を呼びかけ


AnthropicのトップがAI開発の減速を呼びかけ、競合企業のトップらも賛同した。

一部のAI研究者は、急速な開発が人類の存続を脅かす恐れがあると警告している。

しかし、トランプ大統領は彼らの提案に反対し、AI分野で中国に対する優位を維持する必要性を強調した。

質問の解答例

Q1) What could rapid AI development threaten?(急速なAI開発は何を脅かす恐れがありますか。)

A1) It could threaten humanity’s survival.(人類の存続を脅かす恐れがあります。)

Q2) Why did President Trump oppose their proposal?(トランプ大統領は、なぜ彼らの提案に反対したのですか。)

A2) He stressed the need to stay ahead of China in AI.(AI分野で、中国に対する優位を維持する必要性を強調しました。)

Step2:重要単語と語句

①「単語の綴りと意味」を見ながら音声をリピートし、意味を確認。

②「単語の綴りと意味」を閉じて音声をリピートし、一時停止して和訳。

単語の綴りと意味

Anthropic(アンソロピック):AI企業の名称

2021年にOpenAIの元メンバーらが設立した、アメリカのAI企業です。文章の作成や質問への回答などができる生成AI「Claude(クロード)」を開発しています。安全性を重視し、人間が安心して使えるAIの研究にも力を入れています。


urge /ɜːrdʒ/(動)強く求める、呼びかける

back /bæk/(動)支持する、賛同する

issue /ˈɪʃuː/(動)発する、出す

threaten /ˈθretən/(動)脅かす

humanity /hjuːˈmænəti/(名)人類

survival /sərˈvaɪvəl/(名)生存、存続

stress /stres/(動)強調する

stay ahead of:〜より先を行く、優位を保つ

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ディクテーションQuizに参加した方、特に満点を逃した方は「不正解になった原因を突き止め、今後、同様の間違いを防ぐ」ために必ず解説をご確認ください。

答案分析をせず放置する人は、ディクテーションをする意味がありません。

Step3:リッスン&リピート

スロー音声を再生し、文字を見ずにチャンクごとにリピートしましょう。最大3回まで音声を流してOKです。

今度は「母音のストレス・音の連結・止める子音」などの発音ルールに気をつけて音声を再生し、文字を見ながらゆっくり正確に2〜5回リピートしましょう。

その後、文字を見ないでチャンクごとに2回正確にリピートできたらOKです。

1)スロー(スラッシュで小休止あり)

スラッシュ英文

■下線:音の連結 ■( ):子音の脱落  ■t,d,k,g,p,b:子音の飲み込み

Anthropic’s chief urged a slowdown in AI development, / a call backed by leaders of rival companies.

スラッシュ和訳

アンソロピックの代表は促した、AI開発の減速を、/その呼びかけは支持された、競合企業の代表らによって。

2)スロー(スラッシュで小休止あり)

スラッシュ英文

Some AI researchers have issued a warning: / rapid development could threaten humanity’(s) survival.

スラッシュ和訳

一部のAI研究者は警告を発している、/急速な開発が脅かす恐れがあると、人類の存続を。

3)スロー(スラッシュで小休止あり)

スラッシュ英文

However, President Trump opposed their proposal, / stressing the need to stay ahead of China in AI.

スラッシュ和訳

しかし、トランプ大統領は反対した、彼らの提案に、/必要性を強調しながら、中国への優位を維持する、AI分野で。

Step4:サイトトランスレーション(スラッシュ和訳)

スラッシュで区切った英文を表示し、区切りごとに日本語に訳します。後ろから返り読みせず、英語の語順のまま読み進めてください。

この訳し方を「サイト・トランスレーション」といいます。英語の語順のまま理解する習慣がつくと、英文を読むスピードが格段に速くなります。

まず自分で訳してから和訳例と比較してみましょう。意味が違っていた箇所は、語彙と文法構造を確認し、間違った原因を明らかにする必要があります。

Step5:反訳トレーニング(和文英訳)

今度は、和訳のみを見ながら元の英文を口頭で再現する「反訳トレーニング」に挑戦しましょう。

その際、英文テキストと全く同じでなくても、意味がほぼ同じで文法的にも正しければOKです。

余力があれば、単語の一部を入れ替える「パラフレーズ」練習もやってみましょう。

Step6:オーバーラッピング&シャドーイング

上記の英文を表示しながらスロースピードの音声を通しで再生し、自分の声をかぶせてオーバーラッピングします。回数の目安は5回です。

余力があれば、次に英文を閉じて音声を再生し、1,2語遅れで追いかけるシャドーイングに挑戦しましょう。こちらも5回を目安にしてください。

【スロースピード】

英文

AI Companies Call for Slower Development


Anthropic’s chief urged a slowdown in AI development, a call backed by leaders of rival companies.

Some AI researchers have issued a warning: rapid development could threaten humanity’s survival.

However, President Trump opposed their proposal, stressing the need to stay ahead of China in AI.

Step7: 仕上げの全体リスニング

最後に、英文を見ない状態でナチュラル・スピードの英語ニュースを通しでもう一度聞いて仕上げましょう。

途中、聞き取りにくい箇所があったら前のStepに戻って内容を確認してくださいね。

【ナチュラルスピード】

無料企画「ディクテーションQuiz」の正解と解説・成績発表

ここからはメルマガ企画「ディクテーションQuiz」の正解と解説・成績優秀者の発表です。

上記の英語ニュースを元に、短い英文のディクテーションQuizをメルマガで出題しました。

「現在の英語力を語彙力・文法読解・発音力の点から客観的に測定する作業」です。英語ニュースの音声を聞き、英文を正確に書き取ってください。

途中で音声を止めずに一気に聞かないと訓練の効果がありません。また、聞く回数はできれば2回以下、最大5回程度を目安にしてください。

5回聞いてわからない箇所は「今の英語力では正確に聞き取れない箇所」です。そこを自分の弱点だと理解し、解答を見て原因を分析するのが上達の近道です。

>> 答案採点のチェックポイント

▶メルマガ企画「ディクテーションQuiz」答案と成績発表

メルマガ読者の皆様、答案ご提出とコメントありがとうございました!詳細は上記リンクをクリックするとご覧になれます。

▶満点率(リスニング回数「2回以内」の条件付):6% ▶最優秀賞(満点):2名

▶各設問の正答率(リスニング回数が3回以上の場合も含む)
Q1の正答率 Q2の正答率
37% 40%

※各設問の正解率はリスニング回数を反映しておらず、3回以上聞いた場合も含まれています。

ディクテーション答案の講評

今回のディクテーションQuizの難易度はやや高めです。満点は2名、全問正解率が6%という結果でした。

どちらの設問も「冒頭の数単語の聞き取り」がポイントでした。

具体的な解説を含め、各設問の正解のポイントをまとめました。詳細は下記をご覧ください。

設問1)


正解と答案分析

The race to develop AI could threaten our survival.(AI開発競争は、私たちの存続を脅かす恐れがある。)

主な不正解事例)

▶「race to」を「latest」と聞き間違えてしまった。

⇒ 「The race to develop AI (AIを開発するための競争)」は主語が長めのフレーズなので、とっさに聞き間違えやすい箇所です。

「The latest develop」と音を混同しないように注意しましょう。

設問2)


正解と答案分析

Slower development could give them time to improve safety.(開発のペースを落とせば、彼らが安全性を高める時間を確保できるかもしれない。)

主な不正解事例)

▶ 形容詞の比較級「Slower」を原級で「Slow」と書いてしまった。

⇒ ここでは「Slower development(減速した開発=開発速度を落とすこと)」という意味で解釈します。

「Slow development(ゆっくりした開発)」ではないので、意味の違いを区別しましょう。

いかがでしたか。不正解箇所のある人は、間違えた原因をしっかり分析して今後につなげましょう。

次回のディクテーションQuizもふるってご参加ください。

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