政府が食品の消費税減税を決定【Government Approves Consumption Tax Cut on Food】

【40代からの英語リスニング訓練動画シリーズ】

今回の英語ニュースのテーマは「食品の消費税減税」です。が、この減税政策には大きな問題点があります。この点をしっかり聞き取りましょう。


政府は8月上旬の臨時閣議で、食料品の消費税率を来年4月から2年間限定で、1%に引き下げる方針を決めました。

ゼロではなく1%にする理由は、スーパーなどのレジは税率をゼロにすることを想定しておらず、改修にかなりの時間がかかるためです。

国民の理解を得るために少しずつ上げた消費税率を一気に下げてしまうと、2年後の反動が怖いです。

税率を元に戻すときの首相が高市さん以外になっていたら、「増税する人」のような印象で損な役回りになるかも。

食品の消費税を下げる政策には異論が噴出しているようです。

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Step1:全体リスニング

まずは英語ニュース全体の流れを理解するリスニング訓練です。

次の各質問の答えを探しながらリスニングし、英語または日本語で答えてください。

Q1) What did opposition parties call for in February’s election?(野党は2月の選挙で何を求めましたか。)

Q2) What had the government not clearly explained?(政府は何を明確に説明していませんでしたか。)

1回目で答えがわからないときは、最大3回まで音声を再生しましょう。

【ナチュラルスピード】

英文

Government Approves Consumption Tax Cut on Food


The Takaichi Cabinet approved a basic policy in August to cut the consumption tax on food to 1 percent for two years.

Opposition parties called for tax cuts in February’s election, and the ruling party made a similar pledge.

However, a public opinion poll showed strong concern that the government had not clearly explained the funding sources.

和訳

政府が食品の消費税減税を決定


高市内閣が8月、食品の消費税率を2年間1%に引き下げる基本方針を承認した。

2月の選挙では、野党各党が消費税減税を訴え、与党も同様の公約を掲げた。

しかし、世論調査では、政府が財源を明確に説明していないことに強い懸念が示された。

質問の解答例

Q1) What did opposition parties call for in February’s election?(野党は2月の選挙で何を求めましたか。)

A1) They called for consumption tax cuts.(消費税の減税を求めました。)

Q2) What had the government not clearly explained?(政府は何を明確に説明していませんでしたか。)

A2) It had not clearly explained the funding sources.(財源を明確に説明していませんでした。)

Step2:重要単語と語句

①「単語の綴りと意味」を見ながら音声をリピートし、意味を確認。

②「単語の綴りと意味」を閉じて音声をリピートし、一時停止して和訳。

単語の綴りと意味

approve /əˈpruːv/(動)承認する、決定する

consumption /kənˈsʌmpʃən/(名)消費

pledge /plɛdʒ/(名)公約、誓約

concern /kənˈsɜːrn/(名)懸念、心配

funding /ˈfʌndɪŋ/(名)資金、財源

ruling party 与党(支配している政党・政権を握っている政党)

opposition party 野党(政権に反対する政党、対抗する政党)

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ディクテーションQuizに参加した方、特に満点を逃した方は「不正解になった原因を突き止め、今後、同様の間違いを防ぐ」ために必ず解説をご確認ください。

答案分析をせず放置する人は、ディクテーションをする意味がありません。

Step3:リッスン&リピート

スロー音声を再生し、文字を見ずにチャンクごとにリピートしましょう。最大3回まで音声を流してOKです。

今度は「母音のストレス・音の連結・止める子音」などの発音ルールに気をつけて音声を再生し、文字を見ながらゆっくり正確に2〜5回リピートしましょう。

その後、文字を見ないでチャンクごとに2回正確にリピートできたらOKです。

1)スロー(スラッシュで小休止あり)

スラッシュ英文

■下線:音の連結 ■( ):子音の脱落  ■t,d,k,g,p,b:子音の飲み込み

The Takaichi Cabinet approved a basic policy in August / to cut the consumption tax on food to 1 percent for two years.

スラッシュ和訳

高市内閣が承認した、基本方針を8月に、消費税率を引き下げる、食品の、1%に、2年間。

2)スロー(スラッシュで小休止あり)

スラッシュ英文

Opposition parties called for tax cuts in February’s election, / and the ruling party made a similar pledge.

スラッシュ和訳

野党各党が訴えた、(消費税)減税を、2月の選挙で、そして、与党も掲げた、同様の公約を。

3)スロー(スラッシュで小休止あり)

スラッシュ英文

However, a public opinion poll showed strong concern / that the government had not clearly explained the funding sources.

スラッシュ和訳

しかし、世論調査は示した、強い懸念を、政府が明確に説明していないことに、財源を。

Step4:サイトトランスレーション(スラッシュ和訳)

スラッシュで区切った英文を表示し、区切りごとに日本語に訳します。後ろから返り読みせず、英語の語順のまま読み進めてください。

この訳し方を「サイト・トランスレーション」といいます。英語の語順のまま理解する習慣がつくと、英文を読むスピードが格段に速くなります。

まず自分で訳してから和訳例と比較してみましょう。意味が違っていた箇所は、語彙と文法構造を確認し、間違った原因を明らかにする必要があります。

Step5:反訳トレーニング(和文英訳)

今度は、和訳のみを見ながら元の英文を口頭で再現する「反訳トレーニング」に挑戦しましょう。

その際、英文テキストと全く同じでなくても、意味がほぼ同じで文法的にも正しければOKです。

余力があれば、単語の一部を入れ替える「パラフレーズ」練習もやってみましょう。

Step6:オーバーラッピング&シャドーイング

上記の英文を表示しながらスロースピードの音声を通しで再生し、自分の声をかぶせてオーバーラッピングします。回数の目安は5回です。

余力があれば、次に英文を閉じて音声を再生し、1,2語遅れで追いかけるシャドーイングに挑戦しましょう。こちらも5回を目安にしてください。

【スロースピード】

英文

Government Approves Consumption Tax Cut on Food


The Takaichi Cabinet approved a basic policy in August to cut the consumption tax on food to 1 percent for two years.

Opposition parties called for tax cuts in February’s election, and the ruling party made a similar pledge.

However, a public opinion poll showed strong concern that the government had not clearly explained the funding sources.

Step7: 仕上げの全体リスニング

最後に、英文を見ない状態でナチュラル・スピードの英語ニュースを通しでもう一度聞いて仕上げましょう。

途中、聞き取りにくい箇所があったら前のStepに戻って内容を確認してくださいね。

【ナチュラルスピード】

無料企画「ディクテーションQuiz」の正解と解説・成績発表

ここからはメルマガ企画「ディクテーションQuiz」の正解と解説・成績優秀者の発表です。

上記の英語ニュースを元に、短い英文のディクテーションQuizをメルマガで出題しました。

「現在の英語力を語彙力・文法読解・発音力の点から客観的に測定する作業」です。英語ニュースの音声を聞き、英文を正確に書き取ってください。

途中で音声を止めずに一気に聞かないと訓練の効果がありません。また、聞く回数はできれば2回以下、最大5回程度を目安にしてください。

5回聞いてわからない箇所は「今の英語力では正確に聞き取れない箇所」です。そこを自分の弱点だと理解し、解答を見て原因を分析するのが上達の近道です。

>> 答案採点のチェックポイント

▶メルマガ企画「ディクテーションQuiz」答案と成績発表

メルマガ読者の皆様、答案ご提出とコメントありがとうございました!詳細は上記リンクをクリックするとご覧になれます。

▶満点率(リスニング回数「2回以内」の条件付):11% ▶最優秀賞(満点):7名

▶各設問の正答率(リスニング回数が3回以上の場合も含む)
Q1の正答率 Q2の正答率
32% 24%

※各設問の正解率はリスニング回数を反映しておらず、3回以上聞いた場合も含まれています。

ディクテーション答案の講評

今回のディクテーションQuizの難易度は標準です。満点は7名、全問正解率が11%という結果でした。

Q1の「lower」を動詞と解釈した人がいますが、ここでは前置詞の後に続くため形容詞の比較級です。

具体的な解説を含め、各設問の正解のポイントをまとめました。詳細は下記をご覧ください。

設問1)


正解と答案分析

Opposition parties called for lower taxes during the election.(野党は選挙中に税率の引き下げを訴えた。)

主な不正解事例)

▶「lower」を「raw」や「roll」と書いてしまった。

⇒ 「called for lower taxes」を直訳すると「より低い税金を求めた」となります。前置詞「for」に続く「lower」は動詞ではなく、形容詞の比較級なので注意しましょう。

設問2)


正解と答案分析

Some people expressed concern about funding sources.(財源に関して懸念を表明した人々もいた。)

主な不正解事例)

▶ 動詞の過去形「expressed」を現在形で「express」と書いてしまった。

⇒「expressed」の語尾の子音[d]は止まる音なので現在形と区別しにくいです。

が、現在形にすると「常に懸念を表明する」と習慣のような意味合いになってやや不自然です。

いかがでしたか。不正解箇所のある人は、間違えた原因をしっかり分析して今後につなげましょう。

次回のディクテーションQuizもふるってご参加ください。

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