先週から扱っている「ロシアのウクライナ侵攻」について、重要な固有名詞の発音を整理しました。

ここで注意すべきなのは、「カタカナ」と「ローマ字読み」に惑わされないこと。

英語発音の「強弱リズム」や「シラブル数」がずれていると、外国人に通じない可能性があります。

日本語の感覚で「ウクライナ」「ロシア」と発音しないように気をつけましょう。

ロシア・ウクライナに関する固有名詞の発音

■大きな文字:強勢のあるシラブル
■赤色:母音を発音する個所

▶ ウクライナ（国名）

U·kraine /juːˈkreɪn/ ＝ タ・ター ＝ 母音２つ（２シラブル）

▶ ウクライナの（形）/ ウクライナ人（名）

U·krai·ni·an /juːˈkreɪ.ni.ən/ ＝ タ・ター・タ・タ＝ 母音４つ（４シラブル）

▶ キエフ（地名）：ウクライナの首都

Ki·ev /ˈki ɛf/＝ ター・タ ＝ 母音２つ（２シラブル）

▶ ロシア（国名）

Rus·sia /ˈrʌʃ.ə/＝ ター・タ ＝ 母音2つ（2シラブル）

▶ ロシアの（形）ロシア人（名） 

Rus·sian /ˈrʌʃ.ən/＝ ター・タ＝ 母音2つ（2シラブル）

▶ モスクワ（地名）：ロシアの首都

Mos·cow /mɒskəʊ/ ＝ ター・タ ＝ 母音2つ（2シラブル）

▶ クレムリン（名）：ロシア政府

Krem·lin /ˈkrem.lɪn/ ＝ ター・タ ＝ 母音2つ（2シラブル）

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アメリカの「White House（ホワイトハウス）」に相当し、ロシア政府官邸やロシア政府を表します。

辞書に載っていない固有名詞の発音

中には、ウクライナとロシアの大統領名など、必ずしも辞書に載っていない固有名詞もあります。

▶ Volodymyr Zelenskyy：ウクライナの大統領名

▶ Vladimir Putin：ロシアの大統領名

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このような場合にオススメなのが、「youglish」というサイトです。

特定のキーワードを含んだ箇所を、YouTube動画の中から再生してくれる非常にありがたい無料サービスです。

「アメリカ英語」「イギリス英語」「オーストラリア英語」「全ての英語」の中から、検索対象を指定できます。

例えば、イギリスのEU離脱を表す「Brexit」など、既存の辞書にはなかった新語の発音をチェックするのに重宝します。

また、固有名詞だけではなく、発音があやふやな単語、使い方がよくわからない表現の例を調べるのにも便利です。

英語学習全般に使えますので、ぜひ、ブックマークして十分にご活用ください。

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以上、今回は「ウクライナ危機」に関する、主要な固有名詞の発音を確認しました。

今後の学習のお役に立ちましたら幸いです。

この記事に関してご意見、ご感想がありましたら、ぜひコメント欄からお聞かせください。

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