パレスチナ紛争2:第一次世界大戦


※この記事の英文ナレーションが含まれたB1レベルの解説動画です。

パレスチナ問題をB1レベル英語で理解しよう!

今回は第一次世界大戦時のパレスチナ情勢をB1レベル(英検2級〜・TOEIC550〜)の英文で解説します。

英国の三枚舌外交の内容と影響について、じっくり理解していきましょう。

第一次世界大戦:イギリスの三枚舌外交

 – World War I: Britain’s Double-Dealing –

▶ 重要単語と語句【Key Vocabulary List】

音声を聴き、強勢のある母音(=大きな赤文字)とリズムを意識してリピートしましょう。

See the text.

Arab /ˈær.əb/(名)アラブ人

independent /ˌɪn.dɪˈpen.dənt/(形)独立した、自立した

empire /ˈem.paɪər/(名)帝国:広大な領土を持つ強大な国家

correspondence /ˌkɒr.ɪˈspɒn.dəns/(名)通信、書簡

Jew /dʒuː/(名)ユダヤ人:ユダヤ教徒またはユダヤ民族に属する人

declaration /ˌdek.ləˈreɪ.ʃən/(名)宣言:公式に意志や意見を表明すること

Arabia /əˈreɪ.bi.ə/(名)アラビア:中東の大部分を占める地域

tension /ˈten.ʃən/(名)緊張:心理的、政治的、社会的な不安やストレス

conflict /ˈkɒn.flɪkt/(名)紛争、対立:争いや不一致

■ 歴史的な固有名詞【Historical Proper Nouns】
See the text.

the Ottoman Empire /ðə ˈɒt.ə.mən ˈem.paɪər/(名)オスマン帝国:14世紀から20世紀初頭まで存在したイスラム教の大帝国。

McMahon-Hussein Correspondence /məkˈmɑːn huːˈseɪn ˌkɒr.ɪˈspɒn.dəns/(名)マクマホン・フセイン通信(=フセイン・マクマホン協定):第一次世界大戦中にイギリスがアラブ指導者と結んだ秘密協定の書簡。

the Balfour Declaration /ðə ˈbæl.fə ˌdek.ləˈreɪ.ʃən/(名)バルフォア宣言:1917年に英国外相によって発表されたユダヤ人国家建設を支持する宣言。

the Sykes-Picot Agreement /ðə saɪks piˈkoʊ əˈɡriː.mənt/(名)サイクス・ピコ協定:第一次世界大戦中にイギリス、フランス、ロシア帝国が秘密裏に結んだオスマン帝国領の分割協定。ロシア帝国が革命で解体し、英仏が分割統治した。

“Lawrence of Arabia” /ˈlɒr.əns əv ˈær.ə.bi.ə/(名)「アラビアのロレンス」:実在のイギリス陸軍将校のトマス・エドワード・ロレンスが率いた第一次大戦中のアラブ反乱を壮大なスケールで描いた歴史映画。

▶ 本文音声【Play the audio.】

English Text

During World War I, Britain wanted more power in the Middle East. They made different promises, which caused problems.

Promise to Arabs: Britain promised to help Arabs become independent from the Ottoman Empire, known as the McMahon-Hussein Correspondence.

Promise to Jews: Britain also promised Jews to build a country in Palestine. This was known as the Balfour Declaration.

Secret Deal with France: At the same time, Britain secretly agreed with France to split the Middle East after the war. This plan was called the Sykes-Picot Agreement.

▶To the teacher in charge:  When there isn’t enough time left, please skip the following English exercises and proceed to the ‘World War II’ page.(時間が足りないときは、以下の英文を省略して「第二次大戦」に進んでください。)


These different promises made the situation in the Middle East very complex. The famous movie “Lawrence of Arabia” tells the story of these events.

At that time, many Arabs lived in Palestine. However, Britain’s promise to build a Jewish country there led to tension between Arabs and Jews.

As you can see, this became a cause of future conflicts.

Japanese Translation

第一次世界大戦中、イギリスは中東での勢力を強めたいと望んでいました。

イギリスは異なった約束をし、問題を引き起こしました。

1.アラブ人への約束:イギリスは「アラブ人がオスマン帝国から独立するのを助ける」と約束し、「フサイン・マクマホン協定」と呼ばれています。

2.ユダヤ人への約束:イギリスはまた、「パレスチナにユダヤ人の国を建設する」とユダヤ人に約束しました。これはバルフォア宣言」として知られています。

3.フランスとの秘密協定:同時に、イギリスはフランスと秘密裏に協定を結び、戦後に中東を分割することに合意しました。この計画は「サイクス・ピコ協定」と呼ばれます。

これらの異なった約束は、中東の状況を非常に複雑にしました。

有名な映画「アラビアのロレンス」は、これらの出来事を描いています。

当時、パレスチナには多くのアラブ人が住んでいました。が、そこにユダヤ人の国を建設するというイギリスの約束は、アラブ人とユダヤ人の間に緊張を引き起こしました。

ご承知の通り、これが将来の対立の原因となったのです。

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