英語学習とフラメンコ

先日の学習コラムで、「以前の私の英語教室には、主に次の3タイプの生徒さんがいた」という話をしたのを覚えておられますか。

A:自然な英語を話せて聞き取れるようになりたい、と真剣に思っている。また、そのための努力を惜しまず、新しい学習法にも挑戦する。

B:自然な英語を話せて聞き取れたらいいなあ、とは思うが、そんなに真剣には望んでいない。とりあえず、現状維持でもかまわない。

C:趣味で英語を楽しみたいだけなので、基本的に、自分が言いたいことをある程度表現できたらOK。面倒な学習はしたくない。

このうち、私自身がAタイプの学習者だったので、同じ考え方の人じゃないと成果が出にくいことに気づき、現在はAタイプの人に絞って指導している、ということもお伝えしました。

もちろん、BやCの考え方で英語学習をするのも大いにありでしょう。

「文法は考えず、とにかく楽しく話す」「発音はカタカナ英語でも十分」・・・など、私とは違った方針の先生もいらっしゃるでしょうから、自分の価値観に合う指導者を見つけるのが大事ですね。

このタイプ分けでいうと、実は、私自身も「純粋な趣味」に関してはCタイプの生徒になることがあります。

かつて通っていた、フラメンコのダンス教室がまさにそうでした。

当時は、確か通訳になるため英語を猛勉強中で、日曜日の気晴らしのために大阪市内でフラメンコを習っていたのです。

私としては、英語学習のことを一時忘れてクラスメイトと汗を流すのが目的だったので、

「フラメンコがうまくなるかどうか」というのは、はっきりいってあまり重要ではありませんでした。

が、スクール側にも運営上の事情があるらしく、1年前、2年前からの受講生たちを次々に進級させたがっているのが明らかでした。

スクールの方針にしたがい、私も2年目には初級から中級クラスに進級したのですが、さらに翌年になると、困ったことが起きました。

3年目に入ったというだけで上級クラスへの進級を促され、しかも、水曜の夜に地下鉄沿線にある別の教室へ行くように言われたのです。

上級への進級は強制ではなかったようですが、

「日曜の午後に通いやすい場所にある教室だから」という条件から外れてしまうため、大いにとまどったのを覚えています。

結局、私は次の年も中級に居残って日曜午後のレッスンを受けていた気がします。

が、今度はフラメンコの発表会に出ることを強く勧められ、また、舞台上で生徒一同から先生に立派な花束を贈呈するしきたりがあったりで、なんだか面倒になって、ついに通うのをやめてしまいました。

ちょうどその頃、通訳ガイドの面接や英検1級の筆記試験が迫っていたため、「英語学習を優先した」という事情もあります。

数年間、楽しく通っていたフラメンコ教室をなぜやめたのか、改めて考えると、スクール側の方針と私の希望の「ミスマッチ」が原因だったといえそうです。

やれ「進級せよ」「発表会に出ろ」とうるさく言われなければ、もっとずっと長く通っていた可能性もあります。

このフラメンコ教室のことがずっと頭の片隅にあったのか、

今でも、英語学習を趣味で楽しんでいる人たちを見ると、(私のフラメンコと同じ位置づけだな~)と感じるのです。

やはり、英語を教える側も習う側も、「お互いの価値観が一致しているかどうか」を最初に確認するのが大事ですね。

私自身は今後も、「仕事で通用する発音とリスニング力、スピーキング力を習得し、キャリアアップしたい!」と本気で願っている方の夢をかなえるのが使命です。

以上、今後の学習のご参考になりましたら幸いです。

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