The remarkable …
男性を襲ったクマを駆除【Bear That Attacked Man Shot Dead】

【中級脱出のリスニング特訓!】Topicの背景
最近、日本各地で連日のようにクマが出没し、人間に危害を加える事件の報道を目にします。
先週末に北海道福島町で駆除されたヒグマは、郵便配達中の男性を襲った個体と同一だったようです。
このクマは4年前にも70代の女性を死亡させているとのこと。本当に痛ましいです・・・。
が、クマを駆除したことに対して「抗議電話が役場に殺到している」と聞いて驚きました。
地域住民の命が危険にさらされる中、抗議する人たちはどういう解決法を求めているのでしょうか。
自分は安全な場所に住んでいて、電話やSNSで文句だけ言うのは無責任で短絡的だと感じます。
今回は、このテーマに関する英語ニュースをお届けします。
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Step1:全体リスニング
まずは英語ニュース全体の要点を理解するリスニング訓練です。
次の各質問の答えを探しながら聞きましょう。
Q1: What happened in Hokkaido, northeastern Japan?
Q2: Where did many protest calls reportedly come from?
Q3: What steps are needed, according to experts?
1回目で答えがわからないときは、最大3回まで音声を再生しましょう。
【ナチュラルスピード】
Step2:重要単語と語句
音声を再生し、強勢のある母音(=大きな赤文字)を意識しながら次の手順で練習しましょう。
①「単語の綴りと意味」を見ながら音声をリピートし、意味を確認。
②「単語の綴りと意味」を閉じて音声をリピートし、一時停止して和訳。
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ディクテーションQuizに参加した方、特に満点を逃した方は「不正解になった原因を突き止め、今後、同様の間違いを防ぐ」ために必ず解説をご確認ください。答案分析をせず放置する人は、ディクテーションをする意味がありません。
Step3:リッスン&リピート
1文ずつ区切ったスロー音声を再生し、文字を見ずにリピートしましょう。最大3回まで音声を流してOKです。
できれば、リピートした直後に英文をディクテーション(書き取り)してみましょう。
次に英文を確認し、リピートやディクテーションを間違っていた箇所がないか確認してください。
今度は「母音のストレス・音の連結・止める子音」などの発音ルールに気をつけて音声を再生し、文字を見ながらゆっくり正確に2〜5回リピートしましょう。
その後、文字を見ないで2回正確にリピートできたらOKです。
▶和訳を見る前に、理解度クイズにもぜひ挑戦してください。
なお、英文のスラッシュはStep4の和訳用です。音読のときは、スラッシュで区切らず一文を一気に読み上げてください。
Step4:サイトトランスレーション(スラッシュ和訳)
スラッシュで区切った英文を表示し、区切りごとに日本語に訳します。後ろから返り読みせず、英語の語順のまま読み進めてください。
この訳し方を「サイト・トランスレーション」といいます。英語の語順のまま理解する習慣がつくと、英文を読むスピードが格段に速くなります。
まず自分で訳してから和訳例と比較してみましょう。意味が違っていた箇所は、語彙と文法構造を確認し、間違った原因を明らかにする必要があります。
Step5:反訳トレーニング(和文英訳)
今度は、和訳のみを見ながら元の英文を口頭で再現する「反訳トレーニング」に挑戦しましょう。
その際、英文テキストと全く同じでなくても、意味がほぼ同じで文法的にも正しければOKです。
余力があれば、単語の一部を入れ替える「パラフレーズ」練習もやってみましょう。
1)
2)
3)
4)
5)
Step6:オーバーラッピング&シャドーイング
上記の英文を表示しながらスロースピードの音声を通しで再生し、自分の声をかぶせてオーバーラッピングします。回数の目安は5回です。
余力があれば、次に英文を閉じて音声を再生し、1,2語遅れで追いかけるシャドーイングに挑戦しましょう。こちらも5回を目安にしてください。
【スロースピード】
Step7: 仕上げの全体リスニング
最後に、英文を見ない状態でナチュラル・スピードの英語ニュースを通しでもう一度聞いて仕上げましょう。
途中、聞き取りにくい箇所があったら前のStepに戻って内容を確認してくださいね。
【ナチュラルスピード】
無料企画「穴埋めディクテーション」の正解と解説・成績発表
ここからはメルマガ企画「穴埋めディクテーション」の正解と解説・成績優秀者の発表です。
上記の英語ニュースを公開する前に、メルマガ読者さんを対象に以下の要領で英文のディクテーションQuizを出題しました。
「現在の英語力を語彙力・文法読解・発音力の点から客観的に測定する作業」です。英語ニュースの音声を聞き、各空欄に入る英文を正確に書き取ってください。
空欄に入る箇所は、途中で止めずに一気に聞かないと訓練の効果がありません。また、聞く回数はできれば2回以下、最大5回程度を目安にしてください。
5回聞いてわからない箇所は「今の英語力では正確に聞き取れない箇所」です。そこを自分の弱点だと理解し、解答を見て原因を分析するのが上達の近道です。
▶メルマガ企画「穴埋めディクテーションQuiz」答案と成績発表
メルマガ読者の皆様、答案ご提出とコメントありがとうございました!詳細は上記リンクをクリックするとご覧になれます。
▶満点率(リスニング回数「2回以内」の条件付):11% ▶最優秀賞(満点):8名
▶各設問の正答率(リスニング回数が3回以上の場合も含む)
Q1の正答率 | Q2の正答率 | Q3の正答率 |
32% | 38% | 38% |
※各設問の正解率はリスニング回数を反映しておらず、3回以上聞いた場合も含まれています。
今週のディクテーションQuizの難易度は低めです。リスニング2回以内で満点の方が8名(11%)と優秀な成績でした!
「protesting(抗議すること)」と「protecting(保護すること)」は綴りと発音が似ていますが、英文全体の意味を解釈すると前者が正解であることが明らかです。
各設問の正解のポイントをまとめましたので、詳細は下記をご覧ください。
設問1)A number of bear attacks have ( ).
A number of bear attacks have (recently occurred in residential areas across Japan).
主な不正解事例)
▶「residential(住宅地の):形容詞」を「residence(住居):名詞」と聞き間違えた。
⇒ 「residential areas(住宅地)」で決まった表現なので、この形で覚えておきましょう。
設問2)In Hokkaido, northeastern Japan, a bear ( ).
In Hokkaido, northeastern Japan, a bear (that killed a man was later shot dead).
主な不正解事例)
▶ 「that killed a man」の不定冠詞を「that killed the man」と定冠詞で書いてしまった。
⇒ 英語ニュース本文で「初めて登場する人やモノ」には、不定冠詞を使います。いきなり「その男性」と定冠詞で限定すると、聞き手は「その男性ってどの男性?」と混乱します。
設問3) The town office received a flood of ( ).
The town office received a flood of (phone calls protesting the killing of the bear).
主な不正解事例)
▶ 「protesting(抗議すること)」を「protecting(保護すること)」と聞き間違えた。
⇒ 綴りと発音が似ていますが、「protecting the killing of the bear」とすると、「クマの駆除を保護すること」という意味不明な英文になるので注意してください。
いかがでしたか。不正解箇所のある人は、間違えた原因をしっかり分析して今後につなげましょう。
次回のディクテーションQuizもふるってご参加ください。
このTopicに関するディスカッション用の質問と解答例
このTopicに関連する3つの重要質問と解答例を作成しました。
ディスカッションの練習として、各質問に15〜20秒で答えてください。
Q1) Why are bear attacks on humans increasing recently?(最近、人間が熊に襲われる被害が増えているのはなぜですか?)
Q2) What would you say to people who called to protest?(役所に抗議電話をかけた人に対して、どんな言葉をかけたいですか?)
Q3) What kind of areas do you think are more likely to face bear attacks?(どういう地域がクマの被害に遭いやすいと思いますか?)
Q1) Why are bear attacks on humans increasing recently?
A1) I think there are fewer food sources in the mountains now. So bears come down to where people live. As a result, bears and humans are living closer than they used to.
Q2) What would you say to people who called to protest?
A2) I understand your feelings, but people’s safety comes first. Imagine if your family or friends were attacked by a bear. If we don’t act quickly, more people could get hurt.
Q3) What kind of areas do you think are more likely to face bear attacks?
A3) Rural areas near forests are at higher risk. Especially places with farms or garbage left outside. Bears go there looking for food.
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