こんにちは!やさしい英語ニュースのAkiです。
では、本日の英語ニュースです。7ステップの学習メニューを順にこなしていきましょう。

Step 1 >> 英語ニュース全体をリーディング

最初に英語ニュース全体を通して読み、だいたいの意味をつかみます。この段階では単語や構造、文法の疑問点があってもかまいません。

Japan’s folk rituals added to UNESCO list

A group of “visiting deity” folk rituals were added on Thursday to UNESCO Intangible Cultural Heritage list. In the festivals, people in rural communities wearing masks or costumes visit homes to drive away evil spirits at the end of the year or when seasons change.

Step 2 >> 重要単語と語句

folk(形)民間起源の

ritual(名)儀式

deity(名)(多神教の)神

intangible(形)無形の

heritage(名)遺産

rural(形)田舎の

community(名)地域社会

evil(形)邪悪な

Step 3 >> 頻出表現と文法のミニ解説

◆ Japan’s folk rituals added to UNESCO list  日本の民間行事がユネスコに登録

英文記事のタイトルでは直近の過去の出来事を現在形で表す傾向があり、冠詞やbe動詞がよく省略されます。

通常の英文に直すと以下のようになります。(  )が変更・補足した箇所です。

Japan’s folk rituals (were) added to (the) UNESCO list.

「added」は動詞の過去形ではなく、受け身の過去分詞「追加された」です。「ユネスコのリストに追加された」というのが直訳ですが、ここでは「ユネスコに登録」と意訳しています。

◆ A group of “visiting deity” folk rituals were added on Thursday  一連の「来訪神」の民間行事が木曜日に追加された

今回、ユネスコに登録されたのは、秋田県の「男鹿のナマハゲ」、鹿児島県の「甑島(こしきじま)のトシドン」、石川県の「能登のアマメハギ」など、8つの県の10の伝統行事です。

「ritual」をここでは「行事」と訳しています。

◆ to UNESCO Intangible Cultural Heritage list  ユネスコの無形文化遺産に

ユネスコの正式名は「the United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization(国際連合教育科学文化機関)です。名称が長いため、各単語の頭文字を取った「UNESCO」の略称で呼ばれるのが通常です。

この部分を直訳すると「ユネスコの無形文化遺産のリストに」となりますが、日本語では「リストに」を省略することが多いため、ここでもそのように表記しています。

形容詞「intangible(無形の、触れることのできない)」の対義語は「tangible(有形の、触れられる)」です。

◆ people in rural communities wearing masks or costumes visit homes  農村部の人々が仮面や仮装をして家々を訪問する

「wearing masks or costumes」の部分が形容句となり、主語の名詞「people」を後ろから修飾しています。

これらの伝統行事は毎年行われるため、時制が現在形になっています。

◆ to drive away evil spirits  厄を追い払うため

「evil spirits」を直訳すると「悪霊」ですが、日本では「厄払い」という表現が定着しているため、ここでも「厄」としています。

Step 4 >> スラッシュ・リーディング ~ 区切り読みしてみよう

英文を頭から理解できるよう、意味のかたまりごとにスラッシュ「/」で区切って読んでいきます。ひとつの区切りから次へ進むときに(誰が → 何をした → なぜ)というように、続く内容を予想しながら読むのがコツです。

Japan’s folk rituals / added to UNESCO list

A group of “visiting deity” folk rituals / were added on Thursday / to UNESCO Intangible Cultural Heritage list. / In the rituals, / people in rural communities / wearing masks or costumes / visit homes / to drive away evil spirits / at the end of the year / or when seasons change.

Step 5 >> サイト・トランスレーション ~ 頭から順に和訳してみよう

スラッシュで区切った上の英文テキストを見て、区切りごとに日本語に訳していきます。後ろから返り読みせず、頭から読み進めるようにしてください。まず自分でサイトラをしてから、下の和訳例をクリックして比べてみましょう。

和訳例を確認

Step 6 >> 反訳トレーニング ~ 和文から元の英文を再生しよう

今度は逆に、スラッシュで区切った上の日本語テキストを見て、元の英文テキストを思い出しながら順に英語を再生していきましょう。

解答をチェック!

Step 7 >> スピード音読 ~ 仕上げ読みしてみよう

最後に、英文テキストをできるだけ速く音読してください。読みながら意味が頭にすっと入ってきたらOKです。

Japan’s folk rituals added to UNESCO list

A group of “visiting deity” folk rituals were added on Thursday to UNESCO Intangible Cultural Heritage list. In the festivals, people in rural communities wearing masks or costumes visit homes to drive away evil spirits at the end of the year or when seasons change.

参考記事: ニュースの背景知識を深めよう ~FNNプライム より~

無形文化遺産に決定 「なまはげ」など来訪神

秋田県の「男鹿(おが)のナマハゲ」など、仮面や仮装をした人が神として家々を訪れ、幸せをもたらすなどとされる日本各地の伝統行事が、無形文化遺産に登録されることが決まった。

ユネスコの無形文化遺産に登録が決まったのは、秋田県の「男鹿のナマハゲ」、鹿児島県の「甑島(こしきじま)のトシドン」、石川県の「能登のアマメハギ」など、8つの県の10の伝統行事。

これらの行事は、「来訪神 : 仮面・仮装の神々」として、2016年、一括して登録が申請され、29日、モーリシャスで開かれているユネスコの委員会で審議され、登録が決定した。

日本の無形文化遺産の登録は、2016年の「山・鉾・屋台行事」以来、2年ぶり。

編集後記

秋田県の「なまはげ」は毎年のようにニュースで報道されている気がします。

あの異形の仮面をかぶって家々を訪れる「なまはげ」の姿はまさに迫力満点!追いかけられる子どもたちは本気で怖がって泣いていますよね・・・。

昨今はこういう演出に反対する親もいるそうですが、そこまで過剰に反応しなくても、と思います。

今後、過疎化の影響で昔からの伝統行事がすたれてしまうとしたら寂しい限りです。

ユネスコの無形文化遺産に登録されたのをきっかけに、なんとか継承の機運が盛り上がったらいいな、と願っています。