トップページ >> 事件事故 >> 被告がパソコン乗っ取りを認める

被告がパソコン乗っ取りを認める 【2014年05月21日】

Defendant admits hijacking computers

Step1>> 英語ニュース全体をリーディング

最初に英語ニュース全体を通して読み、だいたいの意味をつかみます。この段階では単語や構造、文法の疑問点があってもかまいません。

Defendant admits hijacking computers

The defendant in a computer hijacking case was taken into custody again on Tuesday after he admitted to sending a series of anonymous threats in 2012 from remotely controlled computers.

Step2>> 重要単語と語句

defendant(名詞):被告
custody(名詞):拘置

anonymous(形容詞):匿名の

Step3>> 頻出表現と文法のミニ解説

◆ The defendant in a computer hijacking case was taken into custody again = パソコン乗っ取り事件の被告が再び拘留された

裁判の判決が出るまでは「defendant」と呼ばれるのが通常です。「suspect(容疑者)」と報じている英文メディアもみられました。

この例のように、日本語での「パソコン、PC」を英語では単に「computer」とすることがあります。

◆ after he admitted to sending a series of anonymous threats in 2012
= 彼が2012年に一連の匿名による脅迫文を送ったことを認めた後

この「admit」は「confess(白状する)」に近い意味ですね。「admit to ~ing」で「~したことを認める」を表します。上の文は「he admitted to having sent」としてもOKです。

Step4>> スラッシュ・リーディング ~ 区切り読みしてみよう

英文を頭から理解できるよう、意味のかたまりごとにスラッシュ「/」で区切って読んでいきます。ひとつの区切りから次へ進むときに(誰が → 何をした → なぜ)というように、続く内容を予想しながら読むのがコツです。

Defendant admits / hijacking computers

The defendant / in a computer hijacking case / was taken into custody again / on Tuesday / after he admitted / to sending / a series of / anonymous threats / in 2012 / from remotely controlled computers.

Step5>> サイト・トランスレーション ~ 頭から順に和訳してみよう

スラッシュで区切った上の英文テキストを見て、区切りごとに日本語に訳していきます。後ろから返り読みせず、頭から読み進めるようにしてください。まず自分でサイトラをしてから、下の和訳例を見て比べてみましょう。

<和訳例>

被告が認める、/ パソコン乗っ取りを

被告が、/ パソコン乗っ取り事件の、/ 再び拘留された、/ 火曜日に / 彼が認めた後、/ 送ったことを、/ 一連の / 匿名の脅迫文を、/ 2012年に、/ 遠隔操作されたパソコンから。

Step6>> リプロダクション ~ 和文から元の英文を再生してみよう

今度は逆に、スラッシュで区切った上の日本語テキストを見て、元の英文テキストを思い出しながら順に英語を再生していきましょう。

<解答をチェック!>

被告が認める、
Defendant admits

パソコン乗っ取りを
hijacking computers

-----------------------------------------------------

被告が、
The defendant

パソコン乗っ取り事件の、
in a computer hijacking case

再び拘留された、
was taken into custody again

火曜日に、
on Tuesday

彼が認めた後、
after he admitted

送ったことを、
to sending

一連の
a series of

匿名の脅迫文を、
anonymous threats

2012年に、
in 2012

遠隔操作されたパソコンから。
from remotely controlled computers.

Step7>> スピード音読 ~ 仕上げ読みしてみよう

最後に、英文テキストをできるだけ速く音読してください。読みながら意味が頭にすっと入ってきたらOKです。

Defendant admits hijacking computers

The defendant in a computer hijacking case was taken into custody again on Tuesday after he admitted to sending a series of anonymous threats in 2012 from remotely controlled computers.

※参考記事: ニュースの背景知識を深めよう

~47NEWS より~

パスワードが決め手、と片山被告 全事件への関与認める

パソコン(PC)遠隔操作事件で、片山祐輔被告が「遠隔操作の真犯人しか知らないパスワードを使った事実が捜査機関に発覚すると思い、全部の事件を認めることを決めた」と話していることが20日、弁護団への取材で分かった。

佐藤博史弁護士によると、片山被告は16日に送った「真犯人」を名乗る自作自演メールに、「昨年1月からログインしていないアカウントに最近ログインした」などと記載した。

 

編集後記

片山被告のパソコン遠隔操作事件事件はこれでようやく落ち着くのでしょうか。

それにしても、本人から一転して犯行を自供された弁護士さん、立場上なんだか気の毒です。

つい先日、片山被告を冤罪の被害者と思わせるような視点で報道ステーションが本人へのインタビュー特集を放送したばかりなのに。

あの報道の切り口を見て(本当かなあ)と半信半疑だった視聴者も多いのでは?私もそのひとりでした。

別の犯人がいたらあまりに複雑で気味が悪いので、その可能性を信じたくなかったのかもしれません。

 

「事件事故」カテゴリーの記事一覧

このページのトップへ

最新号  最新の英語ニュースは
 こちらに掲載中です。
  【初心者にやさしい
  英語ニュース最新版】


メルマガ購読・解除
日刊2分で読めるやさしい英語ニュース

読者購読規約
>> バックナンバー
powered by まぐまぐ!
 

カテゴリー
社会(45)
政治(53)
事件事故(33)
ビジネス(31)
自然科学(38)
文化芸能(24)
スポーツ(16)
復習シリーズ(80)
 
月別
 
2014年11月(8)
2014年10月(8)
2014年9月(8)
2014年8月(6)
2014年7月(9)
2014年6月(8)
2014年5月(10)
2014年4月(18)
2014年3月(17)
2014年2月(16)
2014年1月(16)
2013年12月(16)
2013年11月(12)
2013年10月(15)
2013年9月(17)
2013年8月(13)
2013年7月(19)
2013年6月(16)
2013年5月(16)
2013年4月(16)
2013年3月(16)
2013年2月(16)
2013年1月(16)
Copyright (C) 2013 初心者にやさしい英語ニュース第3弾  All Rights Reserved.