ウィンブルドンのシンデレラ・ボーイがレジェンドと対戦【Wimbledon Cinderella man faces tennis legend on Centre Court】

News-icon3-48こんにちは!やさしい英語ニュースのAkiです。
では、本日の英語ニュースです。7ステップの学習メニューを順にこなしていきましょう。

Step1>> 英語ニュース全体をリーディング

最初に英語ニュース全体を通して読み、だいたいの意味をつかみます。この段階では単語や構造、文法の疑問点があってもかまいません。

img_e01d25a6a00fb9f8ba9da046d914db9f123184Wimbledon Cinderella man faces tennis legend on Centre Court

The remarkable run of Marcus Willis at Wimbledon came to an end on Wednesday when the British qualifier lost to seven-time champion Roger Federer in straight sets on Centre Court.

Step2>> 重要単語と語句

remarkable(形容詞):めざましい、みごとな

qualifier(名詞):予選通過者

Step3>> 頻出表現と文法のミニ解説

◆ Wimbledon Cinderella man faces tennis legend on Centre Court
= ウィンブルドンのシンデレラ・ボーイがセンターコートでテニス界のレジェンドと対戦

カタカナの多い和訳ですが、それぞれ以下の理由でこのような表記となりました。

「Wimbledon(ウィンブルドン選手権)」はテニスの四大国際大会のひとつで、毎年6月の最終月曜日から2週間、イギリスのロンドンで開催される芝生コートの大会です。「全英オープン」と訳す場合もありますが、「ウィンブルドン」と呼ぶほうが一般的です。

ここでの「Cinderella man 」は「思わぬ幸運をつかんだ男性」という意味です。「シンデレラ男」という表現はやや違和感があるため、ここでは「シンデレラ・ボーイ」と訳しています。(ウィリス選手は25歳なので、ぎりぎり許容範囲でしょうか。)

「legend」は「伝説的な選手」というニュアンスで、対戦相手のフェデラー選手を指しています。最近では、第一線で活躍するベテランのスポーツ選手を「レジェンド」と呼ぶことが定着していますね。

「Centre Court」の「Centre」はイギリス英語の綴りです。アメリカ英語では「Center」と綴ります。

◆ The remarkable run of Marcus Willis at Wimbledon came to an end
= マーカス・ウィリスのウィンブルドンでの快進撃が幕を閉じた

「run」は「走行・(機械の)連続運転」などを意味する名詞です。この文脈では、ウィリス選手が予選の6試合を勝ち抜き、本戦の2回戦まで進んだ一連の活躍を表しています。

◆ when the British qualifier lost to seven-time champion Roger Federer in straight sets
= イギリスの予選通過者が7度の優勝者であるロジャー・フェデラーにストレートで敗れたとき

「the British qualifier」は前述の「Marcus Willis」を指しています。同じ語句の繰り返しを避けた言い換え表現です。

「seven-time champion」はウィンブルドン選手権で7回優勝していることを表し、形容詞句として「Roger Federer」を修飾しています。

5セットマッチのこの試合はウィリス選手が「0-6, 3-6, 4-6」のストレートで敗れました。

Step4>> スラッシュ・リーディング ~ 区切り読みしてみよう

英文を頭から理解できるよう、意味のかたまりごとにスラッシュ「/」で区切って読んでいきます。ひとつの区切りから次へ進むときに(誰が → 何をした → なぜ)というように、続く内容を予想しながら読むのがコツです。

Wimbledon Cinderella man / faces tennis legend / on Centre Court

The remarkable run / of Marcus Willis / at Wimbledon / came to an end / on Wednesday / when the British qualifier lost / to seven-time champion / Roger Federer / in straight sets / on Centre Court.

Step5>> サイト・トランスレーション ~ 頭から順に和訳してみよう

スラッシュで区切った上の英文テキストを見て、区切りごとに日本語に訳していきます。後ろから返り読みせず、頭から読み進めるようにしてください。まず自分でサイトラをしてから、下の和訳例を見て比べてみましょう。

<和訳例> ウィンブルドンのシンデレラ・ボーイが / テニス界のレジェンドと対戦、/ センターコートで

快進撃が、/ マーカス・ウィリスの、/ ウィンブルドンでの、/ 幕を下ろした、/ 水曜日に、/ そのイギリス人予選通過者が敗れたとき、/ 7度の優勝者である / ロジャー・フェデラーに、/ ストレートで、 / センターコートで。

Step6>> リプロダクション ~ 和文から元の英文を再生してみよう

今度は逆に、スラッシュで区切った上の日本語テキストを見て、元の英文テキストを思い出しながら順に英語を再生していきましょう。

<解答をチェック!>

ウィンブルドンのシンデレラ・ボーイが
Wimbledon Cinderella man

テニス界のレジェンドと対戦、
faces tennis legend

センターコートで
on Centre Court


快進撃が、
The remarkable run

マーカス・ウィリスの、
of Marcus Willis

ウィンブルドンでの、
at Wimbledon

幕を下ろした、
came to an end

水曜日に、
on Wednesday

そのイギリス人予選通過者が敗れたとき、
when the British qualifier lost

7度の優勝者である
to seven-time champion

ロジャー・フェデラーに、
Roger Federer

ストレートで、
in straight sets

センターコートで。
on Centre Court.

Step7>> スピード音読 ~ 仕上げ読みしてみよう

最後に、英文テキストをできるだけ速く音読してください。読みながら意味が頭にすっと入ってきたらOKです。

img_e01d25a6a00fb9f8ba9da046d914db9f123184Wimbledon Cinderella man faces tennis legend on Centre Court

The remarkable run of Marcus Willis at Wimbledon came to an end on Wednesday when the British qualifier lost to seven-time champion Roger Federer in straight sets on Centre Court.

参考記事: ニュースの背景知識を深めよう ~AFPBB News より~

世界772位ウィリスの夢物語、フェデラーに完敗し幕 ウィンブルドン選手権

テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)は29日、男子シングルス2回戦が行われ、マーカス・ウィリス(Marcus Willis、英国)は第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に敗れ、おとぎ話には幕が下りたが、それでも大会の新しいヒーローにとっては忘れられない最高の一日となった。

どん底からの成り上がりの物語で一躍人気者となった世界ランク772位のウィリスは、大会史上最大の番狂わせこそならなかったが、フェデラー戦という夢の瞬間を余さず楽しみ、ファンの心をわしづかみにした豊かな感情表現を試合を通じて見せ続けた。

編集後記

先日のEU離脱騒動に続き、またもやイギリス関連のネタです。本来なら先週後半に取り上げたかったのですが、タイミングが合わず週明けとなりました。

今年のウィンブルドンは「雨による度重なる中断」や「優勝候補のジョコビッチ選手の3回戦敗退」など波乱が多い中、前半で一番のハイライトはやはり、ウィリス選手の活躍ではないでしょうか。

彼が予選を勝ち上がり、1回戦で世界ランク54位のベランキス選手にストレート勝利したのは驚きです。本来なら、夢物語がここで終わっていてもおかしくないですから。

また、無名だったウィリス選手の2回戦がセンターコートに組まれたのは、対戦相手が第3シードで「芝の王者」、フェデラー選手だったからでしょう。

幾つもの巡り合わせが重なって最高のお膳立てが実現したことに、何か運命的なものを感じます。

試合展開はフェデラー選手の圧勝だったとはいえ、人格者の彼がウィリス選手に主役の座を譲るような気配りを見せたのも印象的でした。

大会は今日からいよいよ後半戦。日本人が男女そろってシングルス4回戦に進出するのは久々とのこと、否応なしに期待値が上がります。

錦織圭選手、土居美咲選手の二人とも、(さすが!)と感心させる試合運びなので、身体に無理のない範囲で行けるところまで進んでほしいです。

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