フェイク情報を多数が事実と認識【Many People Believe Fake Information】

【中級脱出のリスニング訓練動画シリーズ】

今回の英語ニュースは、NHKラジオ講座「ニュースで学ぶ現代英語」のテーマを土台に作成しました。番組を視聴している方は、この動画をぜひ予習復習用にご活用ください。

先日の衆院選に関するフェイク情報をなぜ多くが“事実”と受け止めたのか、その理由をしっかり聞き取りましょう。

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Step1:全体リスニング

まずは英語ニュース全体の流れを理解するリスニング訓練です。

次の各英文の内容が本文の説明と合っていたら”True”、違っていたら”False” を選んでください。

Q1) Only a few people believed false reports during the recent Lower House election campaign.

Q2) One video showing crowds at campaign speeches was generated by AI.

1回目で答えがわからないときは、最大3回まで音声を再生しましょう

【ナチュラルスピード】

英文

Many People Believe Fake Information


A survey found that many people believed false reports during the recent Lower House election campaign.

One video showed crowds at campaign speeches, but some people wrongly claimed it was AI-generated.

Such claims may have spread quickly through speeches and social media without being checked.

和訳

フェイク情報を多数が事実と認識


調査によると、最近の衆院選の選挙期間中、多くの人が誤った情報を本当だと信じていた。

ある動画には選挙演説の聴衆が映っていたが、一部の人はそれがAIで生成されたものだと誤って主張した。

こうした主張は十分に確認されないまま、演説やSNSを通じて急速に広まった可能性がある。

質問の解答例

Q1) Only a few people believed false reports during the recent Lower House election campaign.(最近の衆院選の選挙期間中、数人だけが誤った情報を本当だと信じていた。)

A1) False :

解説:1番目のセンテンスで、「調査によると、最近の衆院選の選挙期間中、多くの人が誤った情報を本当だと信じていた。」と述べています。このため、設問2の解答はFalse となります。

Q2) One video showing crowds at campaign speeches was generated by AI.(選挙演説の聴衆を映した動画は、AIによって生成された。)

A2) False :

解説:2番目のセンテンスで、「ある動画には選挙演説の聴衆が映っていたが、一部の人はそれがAIで生成されたものだと誤って主張した。」と述べています。実際にはAIが生成した動画ではないため、設問2の解答はFalse となります。

Step2:重要単語と語句

①「単語の綴りと意味」を見ながら音声をリピートし、意味を確認。

②「単語の綴りと意味」を閉じて音声をリピートし、一時停止して和訳。

単語の綴りと意味

false /fɔːls/(形)誤った、事実ではない

wrongly /ˈrɔːŋli/(副)誤って、間違って

claim /kleɪm/(動)主張する、断言する

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ディクテーションQuizに参加した方、特に満点を逃した方は「不正解になった原因を突き止め、今後、同様の間違いを防ぐ」ために必ず解説をご確認ください。

答案分析をせず放置する人は、ディクテーションをする意味がありません。

Step3:リッスン&リピート

1文ずつ区切ったスロー音声を再生し、文字を見ずにリピートしましょう。最大3回まで音声を流してOKです。

できれば、リピートした直後に英文をディクテーション(書き取り)してみましょう。

次に英文を確認し、リピートやディクテーションを間違っていた箇所がないか確認してください。

今度は「母音のストレス・音の連結・止める子音」などの発音ルールに気をつけて音声を再生し、文字を見ながらゆっくり正確に2〜5回リピートしましょう。

その後、文字を見ないで2回正確にリピートできたらOKです。

▶和訳を見る前に、理解度クイズにもぜひ挑戦してください。

なお、英文のスラッシュはStep4の和訳用です。音読のときは、スラッシュで区切らず一文を一気に読み上げてください。

Step4:サイトトランスレーション(スラッシュ和訳)

スラッシュで区切った英文を表示し、区切りごとに日本語に訳します。後ろから返り読みせず、英語の語順のまま読み進めてください

この訳し方を「サイト・トランスレーション」といいます。英語の語順のまま理解する習慣がつくと、英文を読むスピードが格段に速くなります。

まず自分で訳してから和訳例と比較してみましょう。意味が違っていた箇所は、語彙と文法構造を確認し、間違った原因を明らかにする必要があります。

Step5:反訳トレーニング(和文英訳)

今度は、和訳のみを見ながら元の英文を口頭で再現する「反訳トレーニング」に挑戦しましょう。

その際、英文テキストと全く同じでなくても、意味がほぼ同じで文法的にも正しければOKです。

余力があれば、単語の一部を入れ替える「パラフレーズ」練習もやってみましょう。

1-1)スロー(区切りなし)


1-2)スロー(前半/後半の小休止あり)

スラッシュ英文

A survey found that many people believed false reports / during the recent Lower House election campaign.

スラッシュ和訳

ある調査で判明した、多くの人が誤った情報を信じたと、最近の衆院選の選挙期間中。

>> 調査によると、最近の衆院選の選挙期間中、多くの人が誤った情報を本当だと信じていた。

2-1)スロー(区切りなし)


2-2)スロー(前半/後半の小休止あり)

スラッシュ英文

One video showed crowds at campaign speeches, / but some people wrongly claimed it was AI-generated.

スラッシュ和訳

ある動画は示していた、選挙演説の聴衆を、しかし、一部の人は誤って主張した、それはAIに生成されたものだと。

>> ある動画には選挙演説の聴衆が映っていたが、一部の人はそれがAIで生成されたものだと誤って主張した。

3-1)スロー(区切りなし)


3-2)スロー(前半/後半の小休止あり)

スラッシュ英文

Such claims may have spread quickly / through speeches and social media without being checked.

スラッシュ和訳

こうした主張は急速に広がった可能性がある、演説やSNSを通じて、十分に確認されないまま。

>> こうした主張は十分に確認されないまま、演説やSNSを通じて急速に広まった可能性がある。

Step6:オーバーラッピング&シャドーイング

上記の英文を表示しながらスロースピードの音声を通しで再生し、自分の声をかぶせてオーバーラッピングします。回数の目安は5回です。

余力があれば、次に英文を閉じて音声を再生し、1,2語遅れで追いかけるシャドーイングに挑戦しましょう。こちらも5回を目安にしてください。

【スロースピード】

英文

Many People Believe Fake Information


A survey found that many people believed false reports during the recent Lower House election campaign.

One video showed crowds at campaign speeches, but some people wrongly claimed it was AI-generated.

Such claims may have spread quickly through speeches and social media without being checked.

Step7: 仕上げの全体リスニング

最後に、英文を見ない状態でナチュラル・スピードの英語ニュースを通しでもう一度聞いて仕上げましょう

途中、聞き取りにくい箇所があったら前のStepに戻って内容を確認してくださいね。

【ナチュラルスピード】

無料企画「ディクテーションQuiz」の正解と解説・成績発表

ここからはメルマガ企画「ディクテーションQuiz」の正解と解説・成績優秀者の発表です。

上記の英語ニュースを元に、短い英文のディクテーションQuizをメルマガで出題しました。

現在の英語力を語彙力・文法読解・発音力の点から客観的に測定する作業」です。英語ニュースの音声を聞き、英文を正確に書き取ってください。

途中で音声を止めずに一気に聞かないと訓練の効果がありません。また、聞く回数はできれば2回以下、最大5回程度を目安にしてください。

5回聞いてわからない箇所は「今の英語力では正確に聞き取れない箇所」です。そこを自分の弱点だと理解し、解答を見て原因を分析するのが上達の近道です。

>> 答案採点のチェックポイント

メルマガ企画「ディクテーションQuiz」答案と成績発表

メルマガ読者の皆様、答案ご提出とコメントありがとうございました!詳細は上記リンクをクリックするとご覧になれます。

満点率(リスニング回数「2回以内」の条件付):18% ▶最優秀賞(満点):6名

各設問の正答率(リスニング回数が3回以上の場合も含む)
Q1の正答率 Q2の正答率 Q3の正答率
55% 55% 55%

※各設問の正解率はリスニング回数を反映しておらず、3回以上聞いた場合も含まれています。

ディクテーション答案の講評

今回のディクテーションQuizの難易度は低めです。満点は6名、全問正解率は18%という好成績でした。

偶然ながら、「リスニング回数を考慮しない設問ごとの正解数」は、なんと3問とも55%でした。皆さん優秀ですね!

各設問の正解のポイントをまとめましたので、詳細は下記をご覧ください。

設問1)


正解と答案分析
Many people believed those claims during the campaign.(多くの人が選挙運動中、それらの主張を信じた。)

主な不正解事例)

▶ 定冠詞で始まる「the campaign」を不定冠詞で「a campaign」と書いてしまった。

⇒ どちらも文法的には合っています。が、ここでは「先日の特定の衆議院選挙」という前提があるため、定冠詞と解釈するのが自然です。

不定冠詞にすると、「なんらかの活動・キャンペーン」というあいまいなニュアンスになり、「衆院の選挙期間」という意味が消えてしまいます。

設問2)


正解と答案分析

Some people thought the video was generated by AI.(そのビデオはAIに生成されたと思った人もいた。)

主な不正解事例)

▶動詞の過去形「thought」が聞き取れなかった。

⇒ 予習動画の英語ニュースでは「believed」になっていたため、設問音声を慎重に聞き取る必要があります。「thought」は語尾の子音[t]がほとんど聞こえないので注意しましょう。

設問3)


正解と答案分析

False reports spread quickly through social media.(誤った情報がSNSで急速に広まった。)

主な不正解事例)

▶ 複数形の「reports」を「report」と単数で聞き取ってしまった。

⇒「誤った情報」は1つだけではないため、ここでは複数形が自然です。

単数・複数の聞き分けが難しい単語ですが、文法力があれば正解がわかります。「reports」は可算名詞なので、単数であれば冠詞(a/the)が頭につくはずです。

いかがでしたか。不正解箇所のある人は、間違えた原因をしっかり分析して今後につなげましょう。

次回のディクテーションQuizもふるってご参加ください。

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