【Topic16】2:英語発音のルール

過去に当メルマガで配信した英語ニュースの音声でリスニング力を鍛えましょう!

今回は、ディクテーション課題の英文を「発音ルール」の観点から分析していきます。

【Step2:英語発音のルール】

ナチュラルスピードで話される英語は、子音と母音の音がつながったり、子音が脱落して聞こえなくなる現象がよく起こります

文字で見た情報に頼って単語を1つずつ区切って理解しようとすると、耳から入る音が全く違って聞こえるため、読める英語が聴き取れません。

これを克服するには、次のように、英語独特の「発音ルール」を幾つかのパターンに分けて知っておく必要があります

※ここでは標準的なアメリカ英語のリスニングを想定しています。

このうち、最も重要かつ基礎的な要素は次の2つです。

A)子音+母音の連結(リンキング)⇒ 2つの単語の音がつながって聴こえる箇所です。
B)子音の脱落・子音どめ・子音の連続 ⇒ 母音が入らないため、聴こえにくい箇所です。

本日の Exercise

上記の「発音ルール」を今週のディクテーション課題にあてはめて分析してみましょう。

/ /で囲んだ各文字は、上記の発音ルールA)とB)のどちらにそれぞれ該当するでしょうか。


ディクテーション課題の英文

Scots rejec/t/[1] independence in referendum

Scotland decide/d/[2] to remain part of the United Kingdom i/n/[3] a historic referendum on Friday, bringing a hu/ge/[4] sigh of relief to business leaders aroun/d/[5] the world.

発音ルール問題の解答はこちらです。答案を自己採点してみましょう。

発音ルール問題の解答

[1] rejec/t/ independence

⇒ B)子音どめ(後ろに余分な母音を入れない)

または

[1] rejec[t i]ndependence

⇒ A)子音 + 母音の連結(リンキング)

【ポイント解説】

この英語ナレーションでは「reject」で音を区切ってから「independence」と発音しているので「子音どめ」となります。

「independence」のような重要単語を読むときは、直前で音を区切って目立たせることがよくあります。

いっぽう、発音ルール上は「reject」の語尾の子音「t」と「independence」の語頭の母音「i」を連結させることが可能なので、どちらの解答でもOKです。

[2] decide/d/ to remain

⇒ B)子音の脱落(同じ舌の位置の子音が続くとき)

[3]  i [n a] historic

⇒ A)子音 + 母音の連結(リンキング)

【ポイント解説】

この英語ナレーションでは不定冠詞「a」を「エィ」と発音しています。この例のように、不定冠詞をアルファベット読みする場合があるので覚えておきましょう。

[4] a hu/ge/ sigh of relief

⇒ B)子音どめ(後ろに余分な母音を入れない)

[5] aroun/d/ the world

⇒ B)子音の脱落(似た舌の位置の子音が続くとき)


・・・いかがでしたか? 間違い個数が1個以内なら合格です!

「読めば理解できる単語を聴き取れなかった」原因の多くは、発音ルールに対する理解不足です。

文字の情報だけに頼って音読すると、無意識に「ローマ字とカタカナ英語に影響された日本語なまりの読み方」になってしまい、実際の英語の音と合わなくなるから聴き取れないのです。

「この単語はこう発音する」という文字情報だけに頼った先入観を捨てて、「耳で聞こえた通りの音」を素直に真似する習慣をつけてください

このとき、「単語の連結」「子音の脱落」などの発音ルールを頭に入れておくと、リスニングがとても楽になりますよ。


今日の課題は以上です。お疲れさまでした!

明日はリスニング訓練の第2段階として、「単語のシラブルと強弱リズム」を分析します。

無料メルマガ「やさしい英語ニュース」音声付版を好評配信中!

読者登録された方には、「スラッシュ・リピーティング「反訳トレーニング」など、7種類の通訳式トレーニングのできる非公開ページを定期的にご案内! >> 詳細はこちら