【Topic11】2:英語発音のルール

過去に当メルマガで配信した英語ニュースの音声でリスニング力を鍛えましょう!

今回は、ディクテーション課題の英文を「発音ルール」の観点から分析していきます。

【Step2:英語発音のルール】

ナチュラルスピードで話される英語は、子音と母音の音がつながったり、子音が脱落して聞こえなくなる現象がよく起こります

文字で見た情報に頼って単語を1つずつ区切って理解しようとすると、耳から入る音が全く違って聞こえるため、読める英語が聴き取れません。

これを克服するには、次のように、英語独特の「発音ルール」を幾つかのパターンに分けて知っておく必要があります

※ここでは標準的なアメリカ英語のリスニングを想定しています。

このうち、最も重要かつ基礎的な要素は次の2つです。

A)子音+母音の連結(リンキング)⇒ 2つの単語の音がつながって聴こえる箇所です。
B)子音の脱落・子音どめ・子音の連続 ⇒ 母音が入らないため、聴こえにくい箇所です。

本日の Exercise

上記の「発音ルール」を今週のディクテーション課題にあてはめて分析してみましょう。

/ /で囲んだ各文字は、上記の発音ルールA)とB)のどちらにそれぞれ該当するでしょうか。


ディクテーション課題の英文

Apple requeste/d/[1] to unlock iPhone data

The US Justice Departmen/t/[2] on Friday requeste/d/[3] Apple to hel/p/[4] the FBI gain access to encrypted data in an iPhone use/d/[5] by a shooter in California attacks.

発音ルール問題の解答はこちらです。答案を自己採点してみましょう。

発音ルール問題の解答

[1] requeste/d/ to

⇒ B)子音の脱落(同じ舌の位置の子音が続くとき)

[2] Departmen[t o]n Friday

⇒ A)子音 + 母音の連結(リンキング)

[3] requeste/d/ Apple

⇒ B)子音どめ(子音の直後に余分な母音を入れない)

または

[3] requeste[d A]pple

⇒ A)子音 + 母音の連結(リンキング)

【ポイント解説】

この部分は「子音で終わる単語(requested)+ 母音で始まる単語(Apple)」なので、通常の発音ルールでは「音の連結(リンキング)」が適用される箇所です。

が、英語ナレーションを聴くと、「requested」でいったん区切ってから次の名詞「Apple」を発音していることがわかります。

このように、英文の朗読では「重要な内容語」の直前で音をいったん区切り、次の「内容語」を頭から明確に発音することで音を伝えやすくする場合があります。

ただし、発音ルール上は「子音 + 母音の連結(リンキング)」をあてはめて音読しても問題ありません。

このため、設問ではA)とB)のどちらも正解としています。

[4] hel/p/ the FBI

⇒ B)子音どめ(子音の直後に余分な母音を入れない)

[5] use/d/ by a shooter

⇒ B)子音どめ(子音の直後に余分な母音を入れない)


・・・いかがでしたか? 間違い個数が1個以内なら合格です!

「読めば理解できる単語を聴き取れなかった」原因の多くは、発音ルールに対する理解不足です。

文字の情報だけに頼って音読すると、無意識に「ローマ字とカタカナ英語に影響された日本語なまりの読み方」になってしまい、実際の英語の音と合わなくなるから聴き取れないのです。

「この単語はこう発音する」という文字情報だけに頼った先入観を捨てて、「耳で聞こえた通りの音」を素直に真似する習慣をつけてください

このとき、「単語の連結」「子音の脱落」などの発音ルールを頭に入れておくと、リスニングがとても楽になりますよ。


今日の課題は以上です。お疲れさまでした!

明日はリスニング訓練の第2段階として、「単語のシラブルと強弱リズム」を分析します。

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