日本がフィジカルAIで巻き返しへ【Japan Aims to Regain Ground with Physical AI】

【中級脱出のリスニング特訓!】Topicの背景

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今年は「フィジカルAI」が本格的に活用される年になりそうです。ただ、この言葉にまだ馴染みのない方も多いかもしれません。

ChatGPTのように「デジタル空間で使われる」生成AIとは異なり、フィジカルAIは「現実世界で物理的な作業をこなす」のが特徴です。工場で人の代わりに作業する人型ロボットは、フィジカルAIの代表的な例です。

生成AIの分野で出遅れた日本は、「モノ作り」の強みを活かして巻き返すことができるでしょうか。

今回は、このテーマに関する英語ニュースをお届けします。

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Step1:全体リスニング

まずは英語ニュース全体の流れを理解するリスニング訓練です。

次の各英文の内容が本文の説明と合っていたら”True”、違っていたら”False” を選んでください。

Q1: Generative AI includes robots that take photos or move autonomously.

Q2: The Japanese government has not decided whether to support domestic AI development.

1回目で答えがわからないときは、最大3回まで音声を再生しましょう

【ナチュラルスピード】

英文

Japan to Regain Ground with Physical AI


2026 is seen as the first full year of physical AI, which directly controls machines in the real world.

Examples include robots that take photos, fight humans in boxing matches, or move autonomously.

Japan has fallen behind in generative AI such as ChatGPT, which mainly operates in digital space.

To regain ground, Japan is relying on its strengths in manufacturing and robotics.

The government plans to invest about one trillion yen to support domestic AI development.

和訳

日本がフィジカルAIで巻き返しへ


2026年は、フィジカルAIにとって最初の本格的な年と見なされているが、これ(=フィジカルAI)は、現実世界で機械を直接制御するものである。

具体例として、写真を撮るロボットや、人間とボクシングの試合をするロボット、自律的に動くロボットなどがある。

生成AIの分野では日本は遅れを取っているが、これ(=生成AI)は、ChatGPTのような主にデジタル空間で動作するものである。

巻き返しを図るために、日本は製造業とロボット技術における強みを活かそうとしている。

政府は国産AIの開発を支援するため、約1兆円を投資する予定である。

質問の解答例

Q1) Generative AI includes robots that take photos or move autonomously.(生成AIには、写真を撮ったり、自律的に動いたりするロボットが含まれる。)

A1) False :

解説:Sentence 2 にあるように、「robots that take photos or move autonomously(写真を撮ったり、自律的に動いたりするロボット」は「Physical AI(フィジカルAI)」の特徴です。

Sentence 3 では、「Generative AI(生成AI)」は「mainly operates in digital space(主にデジタル空間で動作する)」と説明されています。よって、答えはFalseです。

Q2) The Japanese government has not decided whether to support domestic AI development.(日本政府は、国産AIの開発を支援するかどうかまだ決めていない。)

A2) False.
解説:Sentence 5 では、日本政府は「plans to invest about one trillion yen to support domestic AI development(国産AIの開発を支援するために投資する計画がある)」と述べています。

つまり、支援するかどうかを「まだ決めていない」わけではありません。よって、この文は False です。

Step2:重要単語と語句

①「単語の綴りと意味」を見ながら音声をリピートし、意味を確認。

②「単語の綴りと意味」を閉じて音声をリピートし、一時停止して和訳。

単語の綴りと意味

autonomously /ɔːˈtɒnəməsli/(副)自律的に、他の支援なしで

fall behind in(句動)〜の分野で遅れを取る

generative /ˈdʒɛnərətɪv/(形)生成の、生成型の

regain ground(句動)遅れを取り戻す、巻き返す

robotics /roʊˈbɒtɪks/(名)ロボット工学

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ディクテーションQuizに参加した方、特に満点を逃した方は「不正解になった原因を突き止め、今後、同様の間違いを防ぐ」ために必ず解説をご確認ください。

答案分析をせず放置する人は、ディクテーションをする意味がありません。

Step3:リッスン&リピート

1文ずつ区切ったスロー音声を再生し、文字を見ずにリピートしましょう。最大3回まで音声を流してOKです。

できれば、リピートした直後に英文をディクテーション(書き取り)してみましょう。

次に英文を確認し、リピートやディクテーションを間違っていた箇所がないか確認してください。

今度は「母音のストレス・音の連結・止める子音」などの発音ルールに気をつけて音声を再生し、文字を見ながらゆっくり正確に2〜5回リピートしましょう。

その後、文字を見ないで2回正確にリピートできたらOKです。

▶和訳を見る前に、理解度クイズにもぜひ挑戦してください。

なお、英文のスラッシュはStep4の和訳用です。音読のときは、スラッシュで区切らず一文を一気に読み上げてください。

Step4:サイトトランスレーション(スラッシュ和訳)

スラッシュで区切った英文を表示し、区切りごとに日本語に訳します。後ろから返り読みせず、英語の語順のまま読み進めてください

この訳し方を「サイト・トランスレーション」といいます。英語の語順のまま理解する習慣がつくと、英文を読むスピードが格段に速くなります。

まず自分で訳してから和訳例と比較してみましょう。意味が違っていた箇所は、語彙と文法構造を確認し、間違った原因を明らかにする必要があります。

Step5:反訳トレーニング(和文英訳)

今度は、和訳のみを見ながら元の英文を口頭で再現する「反訳トレーニング」に挑戦しましょう。

その際、英文テキストと全く同じでなくても、意味がほぼ同じで文法的にも正しければOKです。

余力があれば、単語の一部を入れ替える「パラフレーズ」練習もやってみましょう。

1-1)ややスロー(区切りなし)


1-2)スロー(前半/後半の小休止あり)

スラッシュ英文

2026 is seen as the first full year of physical AI, / which directly controls machines in the real world.

スラッシュ和訳

2026年は見なされている、最初の本格的な年であると、フィジカルAIの、 /(フィジカルAIは)機械を直接制御する、現実世界で。

2-1)ややスロー(区切りなし)


2-2)スロー(前半/後半の小休止あり)

スラッシュ英文

Examples include robots that take photos, / fight humans in boxing matches, or move autonomously.

スラッシュ和訳

具体例に含まれるのはロボットである、写真を撮ったり、/ 人間と戦ったり、ボクシングの試合で、または、自律的に動いたりする。

3-1)ややスロー(区切りなし)


3-2)スロー(前半/後半の小休止あり)

スラッシュ英文

Japan has fallen behind in generative AI such as ChatGPT, / which mainly operates in digital space.

スラッシュ和訳

日本は遅れを取っている、生成AIの分野で、ChatGPTのような、(生成AIは)主に動作する、デジタル空間で。

4-1)ややスロー(区切りなし)


4-2)スロー(前半/後半の小休止あり)

スラッシュ英文

To regain ground,Japan is relying on / its strengths in manufacturing and robotics.

スラッシュ和訳

巻き返すために、日本は期待している、/ 自国の強みに、製造業とロボット技術における。

5-1)ややスロー(区切りなし)


5-2)スロー(前半/後半の小休止あり)

スラッシュ英文

The government plans to invest about one trillion yen / to support domestic AI development.

スラッシュ和訳

政府は計画である、投資する、約1兆円を、支援するため、国産AIの開発を。

Step6:オーバーラッピング&シャドーイング

上記の英文を表示しながらスロースピードの音声を通しで再生し、自分の声をかぶせてオーバーラッピングします。回数の目安は5回です。

余力があれば、次に英文を閉じて音声を再生し、1,2語遅れで追いかけるシャドーイングに挑戦しましょう。こちらも5回を目安にしてください。

【ややスロースピード】

英文

Japan to Regain Ground with Physical AI


2026 is seen as the first full year of physical AI, which directly controls machines in the real world.

Examples include robots that take photos, fight humans in boxing matches, or move autonomously.

Japan has fallen behind in generative AI such as ChatGPT, which mainly operates in digital space.

To regain ground, Japan is relying on its strengths in manufacturing and robotics.

The government plans to invest about one trillion yen to support domestic AI development.

Step7: 仕上げの全体リスニング

最後に、英文を見ない状態でナチュラル・スピードの英語ニュースを通しでもう一度聞いて仕上げましょう

途中、聞き取りにくい箇所があったら前のStepに戻って内容を確認してくださいね。

【ナチュラルスピード】

無料企画「ディクテーションQuiz」の正解と解説・成績発表

ここからはメルマガ企画「ディクテーションQuiz」の正解と解説・成績優秀者の発表です。

上記の英語ニュースを元に、短い英文のディクテーションQuizをメルマガで出題しました。

現在の英語力を語彙力・文法読解・発音力の点から客観的に測定する作業」です。英語ニュースの音声を聞き、英文を正確に書き取ってください。

途中で音声を止めずに一気に聞かないと訓練の効果がありません。また、聞く回数はできれば2回以下、最大5回程度を目安にしてください。

5回聞いてわからない箇所は「今の英語力では正確に聞き取れない箇所」です。そこを自分の弱点だと理解し、解答を見て原因を分析するのが上達の近道です。

>> 答案採点のチェックポイント

メルマガ企画「ディクテーションQuiz」答案と成績発表

メルマガ読者の皆様、答案ご提出とコメントありがとうございました!詳細は上記リンクをクリックするとご覧になれます。

満点率(リスニング回数「2回以内」の条件付):5% ▶最優秀賞(満点):2名

 

各設問の正答率(リスニング回数が3回以上の場合も含む)
Q1の正答率 Q2の正答率 Q3の正答率
52% 21% 62%

※各設問の正解率はリスニング回数を反映しておらず、3回以上聞いた場合も含まれています。

ディクテーション答案の講評

今回のディクテーションQuizも、上記のリスニング訓練動画で同じテーマの英語ニュースを予習できる仕組みでした。

その成果が反映され、Q1とQ3の正解率がそれぞれ52%、62%とかなり高いです。

いっぽう、Q2は「and」を「in」と書いた答案が意外に多く、惜しかったです。同じ表現が英語ニュース本文に出ているため、この部分を間違えた方は見直しておきましょう。

各設問の正解のポイントをまとめましたので、詳細は下記をご覧ください。

設問1


正解と答案分析

Some physical AI robots can take photos in the real world.(フィジカルAIのロボットの中には、現実世界で写真を撮ることができるものもある。)

主な不正解事例)

▶ 複数形の「robots」を単数形で「robot」と書いてしまった。

⇒ ここでは冒頭の「Some」で「中には〜の特徴を持つロボットもいる」という状態を表しており、複数が適切です。「robot」は加算名詞なので、無冠詞で単数にはなりません。

設問2)


正解と答案分析

Japan is relying on manufacturing and robotics to regain ground.(日本は巻き返しを図るため、製造業とロボット技術をあてにしている。)

主な不正解事例)

▶「manufacturing and robotics」を「manufacturing in robotics」と聞き間違えた。

⇒ 弱音の機能語「and」は語尾の子音[d]が聞こえないため、音だけで「in」と区別するのは難しいです。

が、ここでは予習動画の英語ニュース本文で「Japan is relying on its strengths in manufacturing and robotics.(日本は製造業とロボット技術における強みを活かそうとしている。)」という内容が出ているため、これを記憶していれば迷わなかったかもしれません。

また、意味上も「manufacturing in robotics(ロボット技術における製造)」ではなく、「manufacturing and robotics(製造業とロボット技術)」という並列として解釈するのが自然です。

設問3)


正解と答案分析

The government decided to invest one trillion yen in domestic AI.(政府は国産AIに1兆円を投資する決定をした。)

主な不正解事例)

▶ 「invest one trillion yen in domestic AI」の「in」を「to」と聞き間違えた。

⇒ 「invest A(投資する金額)in B(投資の対象となる物)」の形で覚えておきましょう。ここでは「A=one trillion yen(1兆円)」「B=domestic AI(国産AI)」です。

いかがでしたか。不正解箇所のある人は、間違えた原因をしっかり分析して今後につなげましょう。

次回のディクテーションQuizもふるってご参加ください。

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