NHK党の党首が名誉毀損で逮捕【NHK Party Head Arrested for Defamation】

【中級脱出のリスニング特訓!】Topicの背景
11月9日、「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が逮捕されました。
容疑は、1月に亡くなった竹内英明元兵庫県議に対する名誉毀損です。
逮捕の正当性に議論の余地があっても、容疑者の言動は明らかに常軌を逸していると感じます。
街頭演説やSNSでデマを撒き散らして世論を操り、被害者が自殺した後も誹謗中傷を続けたのは許しがたいです。
今回は、このテーマに関する英語ニュースをお届けします。
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Step1:全体リスニング
まずは英語ニュース全体の要点を理解するリスニング訓練です。
次の各質問の答えを探しながら聞きましょう。
Q1: Why was the leader of the NHK Party arrested for defamation?
Q2: What happened to the targeted man?
Q3: What prompted the victim’s wife to file a complaint?
1回目で答えがわからないときは、最大3回まで音声を再生しましょう。
【ナチュラルスピード】
Step2:重要単語と語句
音声を再生し、強勢のある母音(=大きな赤文字)を意識しながら次の手順で練習しましょう。
①「単語の綴りと意味」を見ながら音声をリピートし、意味を確認。
②「単語の綴りと意味」を閉じて音声をリピートし、一時停止して和訳。
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ディクテーションQuizに参加した方、特に満点を逃した方は「不正解になった原因を突き止め、今後、同様の間違いを防ぐ」ために必ず解説をご確認ください。答案分析をせず放置する人は、ディクテーションをする意味がありません。
Step3:リッスン&リピート
1文ずつ区切ったスロー音声を再生し、文字を見ずにリピートしましょう。最大3回まで音声を流してOKです。
できれば、リピートした直後に英文をディクテーション(書き取り)してみましょう。
次に英文を確認し、リピートやディクテーションを間違っていた箇所がないか確認してください。
今度は「母音のストレス・音の連結・止める子音」などの発音ルールに気をつけて音声を再生し、文字を見ながらゆっくり正確に2〜5回リピートしましょう。
その後、文字を見ないで2回正確にリピートできたらOKです。
▶和訳を見る前に、理解度クイズにもぜひ挑戦してください。
なお、英文のスラッシュはStep4の和訳用です。音読のときは、スラッシュで区切らず一文を一気に読み上げてください。
Step4:サイトトランスレーション(スラッシュ和訳)
スラッシュで区切った英文を表示し、区切りごとに日本語に訳します。後ろから返り読みせず、英語の語順のまま読み進めてください。
この訳し方を「サイト・トランスレーション」といいます。英語の語順のまま理解する習慣がつくと、英文を読むスピードが格段に速くなります。
まず自分で訳してから和訳例と比較してみましょう。意味が違っていた箇所は、語彙と文法構造を確認し、間違った原因を明らかにする必要があります。
Step5:反訳トレーニング(和文英訳)
今度は、和訳のみを見ながら元の英文を口頭で再現する「反訳トレーニング」に挑戦しましょう。
その際、英文テキストと全く同じでなくても、意味がほぼ同じで文法的にも正しければOKです。
余力があれば、単語の一部を入れ替える「パラフレーズ」練習もやってみましょう。
1)
2)
3)
4)
5)
Step6:オーバーラッピング&シャドーイング
上記の英文を表示しながらスロースピードの音声を通しで再生し、自分の声をかぶせてオーバーラッピングします。回数の目安は5回です。
余力があれば、次に英文を閉じて音声を再生し、1,2語遅れで追いかけるシャドーイングに挑戦しましょう。こちらも5回を目安にしてください。
【スロースピード】
Step7: 仕上げの全体リスニング
最後に、英文を見ない状態でナチュラル・スピードの英語ニュースを通しでもう一度聞いて仕上げましょう。
途中、聞き取りにくい箇所があったら前のStepに戻って内容を確認してくださいね。
【ナチュラルスピード】
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ここからはメルマガ企画「穴埋めディクテーション」の正解と解説・成績優秀者の発表です。
上記の英語ニュースを公開する前に、メルマガ読者さんを対象に以下の要領で英文のディクテーションQuizを出題しました。
「現在の英語力を語彙力・文法読解・発音力の点から客観的に測定する作業」です。英語ニュースの音声を聞き、各空欄に入る英文を正確に書き取ってください。
空欄に入る箇所は、途中で止めずに一気に聞かないと訓練の効果がありません。また、聞く回数はできれば2回以下、最大5回程度を目安にしてください。
5回聞いてわからない箇所は「今の英語力では正確に聞き取れない箇所」です。そこを自分の弱点だと理解し、解答を見て原因を分析するのが上達の近道です。
▶メルマガ企画「穴埋めディクテーションQuiz」答案と成績発表
メルマガ読者の皆様、答案ご提出とコメントありがとうございました!詳細は上記リンクをクリックするとご覧になれます。
▶満点率(リスニング回数「2回以内」の条件付):13% ▶最優秀賞(満点):8名

▶各設問の正答率(リスニング回数が3回以上の場合も含む)
| Q1の正答率 | Q2の正答率 | Q3の正答率 |
| 65% | 40% | 27% |
※各設問の正解率はリスニング回数を反映しておらず、3回以上聞いた場合も含まれています。
今回のディクテーションQuizの難易度は低めです。満点は8名、全問正解率は13%でした!
「defamation(名誉毀損)」「abusive(中傷の)」などの関連表現をまとめて覚えておきましょう。今回のような事件分野の英語ニュースでよく使用する単語です。
各設問の正解のポイントをまとめましたので、詳細は下記をご覧ください。
設問1)The leader of the NHK Party ( ).
The leader of the NHK Party (was arrested this month for defamation).
主な不正解事例)
▶「defamation(名誉毀損)」という名詞を知らず聞き取れなかった。
⇒ 動詞「defame(誹謗中傷する)」と合わせて覚えておきましょう。虚偽の情報を広めるなどの手段で、他人の評判や名誉を傷つけるという意味合いで使用します。
Ex) The candidate tried to defame his opponent during the election campaign.(その候補者は選挙運動中に、対立候補を中傷しようとした。)
設問2)He repeatedly slandered a former prefectural ( ).
He repeatedly slandered a former prefectural (assembly member in speeches and on social media).
主な不正解事例)
▶「on social media(SNSで)」の「on」が聞き取れなかった。
⇒ 「and on」と子音+母音がリンキングして少し聞き取りにくい箇所です。決まり文句として、この形で覚えておきましょう。
設問3) The targeted man ( ), which led him to take his life.
The targeted man (received abusive emails and phone calls), which led him to take his life.
主な不正解事例)
▶ 「abusive(誹謗中傷の)」という形容詞に馴染みがなく、聞き取れなかった。
⇒ 派生語の名詞「abuse /əˈbjuːs/ :虐待、中傷」と動詞「abuse /əˈbjuːz/ 」悪用する、虐待する」と合わせて覚えておきましょう。綴りは同じですが、名詞の語尾が濁らず、動詞が濁るので注意しましょう。
ここでは「abusive emails(中傷のメール)」という意味であり、形容詞にしないと意味が通りません。
いかがでしたか。不正解箇所のある人は、間違えた原因をしっかり分析して今後につなげましょう。
次回のディクテーションQuizもふるってご参加ください。
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