こんにちは!やさしい英語ニュースのAkiです。

さて、「やさしい英語ニュース」は先週から形式を少し改訂し、1本の英語ニュースを2回に分けてお届けしています。

1日目は「Input編」で、まず英文の語句と基本構造を理解し、英語を読んで意味を和訳できるようにします。

続く2日目の「Output編」では、前日の英文和訳を復習した後、反訳トレーニングで和文英訳の区切り読みに挑戦します。仕上げに全文をスピード音読して完成です。

早い話が、7ステップのメニューを2日に分けて消化する、ということですね。このほうが無理なくこなせると思うので、ぜひお試しください。

では、本日の英語ニュースです。「Input編」の学習メニューを順にこなしていきましょう。

Step 1 >> 英語ニュース全体をリーディング

最初に英語ニュース全体を通して読み、だいたいの意味をつかみます。この段階では単語や構造、文法の疑問点があってもかまいません。

TV program mocking gay men sparks outrage

A Japanese TV station apologized on Monday over a comedy show that revived a stereotype character mocking gay men. The program provoked public outrage for ignoring the human rights of LGBT people.

Step 2 >> 重要単語と語句

mock(動)笑いものにする

spark(動)火をつける

outrage(名)憤慨、激怒

stereotype(名)ステレオタイプ、紋切り型

provoke(動)引き起こす

Step 3 >> 頻出表現と文法のミニ解説

◆ TV program mocking gay men sparks outrage = ゲイ男性をネタにするテレビ番組が激しい怒りを誘発

英文タイトルでは「a」「the」などの冠詞がよく省略され、最近の出来事を現在で表す傾向があります。上のタイトルを通常の英文に直すと

A TV program mocking gay men sparked outrage.

となります。つまり、「program(番組)」が数えられるものなので不定冠詞「A」が付き、動詞「sparks(誘発する)」は過去形の「sparked」となります。

◆ over a comedy show that revived a stereotype character mocking gay men = ゲイ男性を笑いものにする典型的な登場人物を復活させたお笑い番組をめぐって

前置詞「over(~をめぐって)」は直前の英文「A Japanese TV station apologized on Monday(ある日本のテレビ局が月曜日に謝罪した)」の理由を示しています。

「that」は関係代名詞の主格で、先行詞は「a comedy show(あるお笑い番組)」です。

「stereotype(固定概念)」は名詞ですが、ここでは直後の名詞「character(登場人物)」を修飾する形容詞となっています。要するに「紋切り型の登場人物」という意味ですね。

「mocking」は「笑いものにするための」という意味合いで「character」を後ろから修飾しています。

◆ The program provoked public outrage for ignoring the human rights of LGBT people = その番組は、性的少数者の人々の人権を無視しているとして人々の怒りを招いた

前置詞「for」に導かれる部分が「provoked public outrage(人々の怒りを招いた)」の理由説明となっています。

「LGBT」は性的少数者を表す単語の頭文字を取ったもので、「L=lesbian(女性の同性愛者)」「G=gay(男性の同性愛者)」「B=bisexual(両性愛者)」「T=transgender(性転換者)」をそれぞれ表します。

※このうち「gay」は女性の同性愛者に使用することもあります。

Step 4 >> スラッシュ・リーディング ~ 区切り読みしてみよう

英文を頭から理解できるよう、意味のかたまりごとにスラッシュ「/」で区切って読んでいきます。ひとつの区切りから次へ進むときに(誰が → 何をした → なぜ)というように、続く内容を予想しながら読むのがコツです。

TV program mocking gay men / sparks outrage

A Japanese TV station / apologized on Monday / over a comedy show / that revived a stereotype character / mocking gay men. / The program provoked public outrage / for ignoring the human rights / of LGBT people.

Step 5 >> サイト・トランスレーション ~ 頭から順に和訳してみよう

スラッシュで区切った上の英文テキストを見て、区切りごとに日本語に訳していきます。後ろから返り読みせず、頭から読み進めるようにしてください。まず自分でサイトラをしてから、下の和訳例を見て比べてみましょう。

<和訳例> ゲイ男性をネタにするテレビ番組が / 激しい怒りを誘発

ある日本のテレビ局が / 月曜日に謝罪した、/ お笑い番組をめぐって、/ 典型的な登場人物を復活させた、/ゲイ男性を笑いものにする。/ その番組は人々の怒りを招いた、/ 人権を無視しているとして、/ 性的少数者の人々の。

Input練習が完了しました!

お疲れさまでした!今日は【Step 5】でいったん終了です。明日は「日本語 → 英語」に訳す反訳トレーニングへと進みますので、まずは「英語 → 日本語」に無理なく訳せるよう練習しておいてくださいね。

参考記事: ニュースの背景知識を深めよう ~共同通信 より~

「視聴者不快に」と謝罪文 フジテレビ、LGBT表現で

フジテレビは16日、9月に放送したバラエティー番組「とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年記念SP」で、性的少数者(LGBT)をあざ笑っていると誤解されかねない表現をしたとして、番組公式サイトに「たくさんの視聴者の皆さまがご不快になったことに関し、深くおわびします」とする謝罪文を掲載した。

番組は9月28日に放送。タレント石橋貴明さんが約30年前のキャラクター「保毛尾田保毛男」を演じ、他の出演者から「ホモでしょ」と尋ねられる場面などがあった。

フジテレビは謝罪文で「私どもの認識が極めて不十分だった」などとしている。