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クロマグロの禁輸提案が否決 【2010年03月22日】

Bluefin tuna trade ban rejected

The Japanese fishing industry breathed a sigh of relief last week when the international trading ban on Atlantic bluefin tuna was rejected at the Convention on International Trade in Endangered Species (CITES).

重要語句

bluefin tuna:クロマグロ
ban(名詞):禁止

reject(動詞):否決する
breathe a sigh of relief:安堵のため息をつく

endangered species:絶滅危惧種

ミニ解説

◆ Bluefin tuna trade ban rejected
→ 記事タイトルでは冠詞とbe動詞が省略されます。ここでは「rejected」の前に「was」を補って受け身として解釈します。

◆ last week when the international trading ban
→ 「last week」に何が起こったのかを「when」以下の節で説明しています。

◆  the Convention on International Trade in Endangered Species (CITES)
→ この会議の名称の頭文字を取って「CITES」と呼ばれています。

区切り読みしてみよう ← 英文を文頭から理解

Bluefin tuna

trade ban

rejected

-----------------------------------------------------

The Japanese fishing industry

breathed a sigh of relief

last week

when the international trading ban

on Atlantic bluefin tuna

was rejected

at the Convention

on International Trade

in Endangered Species (CITES).

頭ごなし訳で理解しよう ← 和文から英文を再生

クロマグロの

                  Bluefin tuna

禁輸提案が

                  trade ban

否決

                  rejected

-----------------------------------------------------

日本の漁業は

                  The Japanese fishing industry

安堵のため息をついた、

                  breathed a sigh of relief

先週、

                  last week

国際取引禁止が、

                  when the international trading ban

大西洋クロマグロの、

                  on Atlantic bluefin tuna

禁止された際、

                  was rejected

会議で、

                  at the Convention

国際取引における、

                  on International Trade

絶滅危惧種の、

                  in Endangered Species (CITES).

仕上げ読み ← 確認用にどうぞ!

Bluefin tuna trade ban rejected

The Japanese fishing industry breathed a sigh of relief last week when the international trading ban on Atlantic bluefin tuna was rejected at the Convention on International Trade in Endangered Species (CITES).

ニュースの背景

~asahi.com より~

農水相「反対票、想像以上に集まった」 クロマグロ否決

赤松広隆農林水産相は18日夜、クロマグロ禁輸提案の否決について、「資源管理についての日本の積極的な姿勢を地道に訴えてきた。きちんと説明さえすれば、勝てると思っていた。反対票は想像以上に集まった」と語った。

禁輸提案について「アフリカやアジアなど他の国からみれば、欧州連合(EU)の権益を守るだけという批判はあったと思う」と話した。24日からの全体会合の行方にも「これだけの差がつくと、委員会の結果を承認するだけだと思う」と自信を示した。

※ ドーハで「野生動植物の国際取引を規制するワシントン条約締約国会議」が開かれ、18日午後(日本時間同日夜)、乱獲による減少が懸念されている大西洋・地中海クロマグロを、国際取引を禁じる「絶滅の恐れがある種」に指定するかどうかの議決を行った。

  

編集後記

大西洋クロマグロ禁輸についての採決は先週18日に行われましたが、重要なニュースなので今回取り上げました。

珍しく?日本が行った根回しが功を奏して禁輸は委員会で否決されたようです。

が、クロマグロの個体数が激減しているのは事実なので、駆け引きに勝ったと喜んでばかりはいられないでしょう。

それにしても、最近は捕鯨に対しても欧米をはじめとする国際社会での風当たりが強く、日本の漁業の未来について真剣に見直す必要がありそうです。

では、また明日の英語ニュースでお会いしましょう!

 

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