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ニュース英語サロンの授業目標とサークル学習会のご提案

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「ニュース英語サロン」の授業の最終目標とは

受講生どうしの「サークル学習会」の開講にあたって、なぜ私が学習会を提案しているのかをご説明します。ニュース英語サロンの授業との関連でお話しするとわかりやすいかと思います。

large02当教室の授業の最終目標は「外国人と英語で議論できる発信力を習得すること」です。ニュース英語教材のリスニング訓練は、その途中段階にしかすぎません。

「TOEICは高得点だけど、外国人との会話が苦手」という状態では、残念ながら、ネイティブの目には「英語で意思表示のできない初心者」にしか見えないでしょう。リスニングが中途半端にできても、実践の場ではあまり役に立たないのです。

なので、「英語ニュースや英字新聞の内容を日本語に訳せるレベル」で満足してはいけません。理解した内容を自分の英語で発信できないと意味がないですから。

実際、外国人が数人集まると、政治経済、環境に至るまで、多種多様なテーマの議論に花が咲きます。(私自身、スイス滞在や国内での通訳現場で何度も経験しました。)その場で気後れせず話の輪に入っていくには、普段から時事・社会問題に対する幅広い関心を持ち、英語で自発的に意見を表現する習慣をつけておく必要があります。

現時点で「外国人との議論が盛り上がりそうな話題」の具体例を挙げましょう。当教室の中級・準上級クラスでも取り上げた課題トピックです。政治の話題は、結婚式などの慶弔の機会を除いて全然タブーではありません。

Donald-Trump_1
Trump presidency rated among top 10 global risks

(トランプ氏が米国大統領になることは世界の10大リスクに匹敵) 


Donald Trump winning the US presidency is considered one of the top 10 risks facing the world, according to the Economist Intelligence Unit.

The research firm warns he could disrupt the global economy and heighten political and security risks in the US.

However, it does not expect Mr Trump to defeat Hillary Clinton who it sees as “his most likely Democratic contender”. He is rated as riskier than Britain leaving the European Union or an armed clash in the South China Sea.

–この記事の関連設問–
1.
What do you think of Donald Trump? (トランプ氏のことをどう思うか)
2. How risky would it be for Donald Trump to be U.S. president? (トランプ氏が大統領になるとどれほど危険か)
3. What are the biggest risks to the world at the moment? (現時点で世界にとって最大級のリスクとは何か)
4. What are Donald Trump’s policies? (トランプ氏の政治政策にはどんなものがあるか)
5. Why is Donald Trump so popular? (トランプ氏はなぜこんなに人気があるのか)

この記事の関連質問に対して、自分なりの考えを英語で表現できるでしょうか。正解や模範解答などはありません。あなた自身の意見を相手に通じる英語で言えたらOKです。

中級・上級クラスでOutputが得意な人たちは、それほど考え込むことなく、自分の考えを英語で述べる習慣ができています。あとは場数を踏んで文法や表現、発音のミスを減らしていけば、英語力にますます磨きがかかります。

いっぽう、Outputが苦手な人の場合、最初は「まず日本語で時間をかけて考えをまとめる → 辞書を使って四苦八苦しながら英訳する → その英文を丸暗記する」のような不自然な過程になることが多いですが、それでも重要な第一歩です。

唯一どうしようもないのは、「私、政治には興味ないんで」「自分の能力では無理」と、安易に壁を作って逃げてしまう人です。まず、そういう自己否定やマイナス思考がダメなんですよね・・・。言い訳して自分を甘やかしていても何もいいことは生まれません。

上の関連質問に答えられない人の場合、理由はいくつか考えられます。解決策とセットでまとめると・・・

○ 英文記事と設問の英単語や文法、表現が難しすぎてほとんど理解できない → 最初は自分に合ったレベルの記事から始めましょう。
○ この話題に対する興味と背景知識が薄く、答えを思いつかない → 英語力の面で問題ないなら、視野の狭さを広げる努力をしましょう。
○ 考え自体は思い浮かぶのに、それを英語にうまく変換できない → 中学レベルの瞬間英作文を習慣づけ、英語回路を養いましょう。

「そういわれても、具体的にどうしていいかわからない」という声が聞こえそうですが、だからこそ毎週の授業があるのです。

当教室の「茅ケ崎方式ニュース英語クラス」の流れ

ニュース英語サロンの茅ケ崎方式ニュース英語クラスは、TOEIC400点以上の方を対象に、上に挙げた苦手分野をひとつひとつ克服するために次の流れで設定されています。

Step1【導入】 >>  発信型の基礎トレーニング:英語発音・中学英文法の瞬間英作文・日常表現の1000本ノック ※注1)
ニュース英語に取り組む前に、多くの学習者が克服すべき典型的な弱点(特に、海外経験や外国人との対話機会が少ない人は要注意!)

弱点の根本は、発音や文法を間違えること自体より、反応が遅すぎること。ポツリポツリと話すのではなく、まずは瞬発的に英語が出てくるように何度も何度も反復練習しよう。間違いを直すのはその後でOK。

 

1)英語発音:読むと理解できるはずの英文が7割しか聴き取れない → 単語音のリンクや脱落、抑揚など、発音のコツを習得する必要あり。
2)瞬間英作文:TOEIC高得点でも自己流のブロークン英語を話している → 瞬間英作文の反復で文法を叩き込み、初歩的ミスから脱却する。
3)英会話1000本ノック:TOEIC高得点でも外国人との雑談ができない → 学校英語とは異なる日常表現や会話のパターンに慣れておく
Step2【メイン】 >>  茅ケ崎方式の英語教本・最新ニュース英語教材によるリスニング訓練
聴き取った英文を和訳できるだけでは完全なリスニング力とはいえない。テキストを見ずに聴いた英文を一字一句、正確に発音(または書き取り)できてこそ完全なリスニング力といえる。授業では、音節ごとに区切った英文をリピート練習しながら、発音(冠詞や前置詞の弱音、子音と子音の連続、子音と母音の連続など)のポイントを細かくチェックしていく。
Step3【仕上げ】 >>  時事英会話ディスカッションの課題トピック ※注2)
茅ケ崎ニュース英語クラスでは、授業の仕上げに課題記事を取り上げ、関連設問に対する回答を英語で発表する機会を設けている。これが「英語での Outputへの苦手意識」を克服する貴重な第一歩となる。さらに、自発的に発信できる中上級者に限り、ネイティブ講師との本格的な議論を行なう時事英会 話クラスを用意している。

注1)Step1【導入】に特化した入門クラス:TOEIC400点未満の場合、中学校レベルの単語や英文法の理解が不十分なため、茅ケ崎方式の英語教材についていくのは困難です。このため、まず基礎トレーニングに特化して400点以上に引き上げられるよう、入門クラスを月曜夜に設定しています。

注2)Step3【仕上げ】中心の時事英会話クラス:ネイティブ講師によるスピーキングとライティングが主体のOutputクラスです。中級レベルでは茅ケ崎ニュース英語との並行受講、上級レベルでは茅ケ崎ニュース英語との並行受講、または時事英会話のみの受講という選択肢があります。

サークル学習会の位置づけ

上記の説明でおわかりのように、毎週の授業と予習復習の中で「英語の基礎訓練 → ニュース英語のリスニング・英字新聞の読解 → 課題トピックのOutput訓練」の流れがひと通り完結しています。

DZ158_mそのうえで、なぜ受講生主体のサークル学習会を必要と感じたか、というと、週1回の授業メニューはあくまで「スクールと講師が準備した内容」だからです。

授業に向けて、指定された範囲を予習復習することはもちろん重要ですが、それだけで自主性が育つのだろうか、という疑問があります。

茅ケ崎ニュース英語クラスでは、授業の性質上、講師が順に指名していく形式が基本です。時事英会話クラスでは活発な議論でで盛り上がるのが望ましいものの、現実には、「講師に指名されない限り黙っている人たち」が一定の割合でいます。

こういう「指示待ち族」体質はマジメでおとなしい日本人の特性なので、なかなか自然には変えにくいものです。

「自主的に発言できない今の自分」にご本人が満足しているならしかたないですが、これをなんとかしない限り、冒頭に挙げた「外国人の話の輪に入っていけない」情けない状況に陥ることは明らかです。

同じ日本人どうしの授業の中でさえ発言をためらっていたら、そうなるのはあたりまえですよね。これは想像ですが、日本人の英語学習者の7割以上がそのタイプではないか、と思われます。

欧米や東南アジアの人たちと海外の語学学校で一緒になると、みんな、かなりメチャクチャな文法と訛りのある発音でしゃべりまくります。でも、話せば話すほど上達しますから、最初はひどく通じにくい英語でも、毎日のOutputを続けるうちに、彼らは驚くほど速くスピーキング力が上達するのです。

いっぽう、内気でお行儀のよい日本人たちは(正しい文法と発音で話さなければ・・・)と悩み、日本語であれこれ考えているうちに発言の機会を失いがちです。結果、筆記テストで高得点を取るわりに話す能力が伸びない、というのが日本人留学生のよくあるパターンです。(もちろん例外もありますが。)

基礎トレーニングの箇所でも触れましたが、英語でのスピーキング力を伸ばすには、ためらいなく瞬時にOutputする習慣をつけないとダメなんです。また、「間違った英語を話してはいけない」という考え方がそもそも変で、外国人が最初から完璧な英語を話すなんて到底無理です。

medium001厚かましい欧米・アジアの留学生のように、間違えてもいいからたくさん発言して英語を話す感覚に慣れ、よくある誤りを講師に指摘されながら、徐々に洗練された英語を培っていくんです。スピーキング上達の方法はそれしかありません。

話すのを怖がって黙っているのは、そのスタート台にすら立てていない状況です。これでは永遠に話せるようになりません。

「控えめで口数が少ない性格」は日本社会では美徳でも、英会話力を養うには大きな足かせです。本当に損です。極端にいうと、こういう人が英語を話すときは、別の人格に変身するぐらいの覚悟がないと!

今、述べたのは全般的な日本人の傾向なので、当スクールの生徒さん全員がそうだとは思っていません。最初から授業で積極的に発言する人もいれば、そうでない人もいます。

サークル学習会は、こうした中で皆さんの「自主性・積極性」を養うのにちょうどよい機会ではないかな、と考えたのです。英語でのディスカッションを行うのがひとつの提案ですが、それ以外にも活用できます。

皆さん、毎週の授業で扱う教材を通して、いろいろな発見やお感じの点があるでしょう。クラスメイトたちと授業の前後に少し話すだけで十分ですか。他の受講生たちとも情報交換や交流をしてみたいとは思いませんか。

以前のメールでお知らせした内容を含めて、こちらにまとめておきます。まずは、大型連休後の本格スタートに向けた座談会を4/30(土)午後に開催しますので、ご都合のよい方はぜひご参加ください。

サークル学習会のご提案:受講生の皆様が授業外で自主的に交流し、発信力アップの機会を増やすため

連休後の本格スタートに向けた座談会の開催予定:4/30(土)午後3時15分~5時30分の枠内で自由参加が可能(教室Bにて)

お知らせ:30日の座談会は、参加ご希望者が定員の10名に達しましたので受付を締め切りました。

○ 日時:毎月第1・3土曜日の午後(月1~2回の頻度で) ※部分参加や途中退席も可

*学習会 第1部(午後1時30分~3時)教室B  *学習会 第2部(午後3時15分~5時30分)教室B
*番外編 第3部(午後6時~8時30分)  京橋界隈のレストランでの親睦会

○ 学習会の内容(例)

*授業の課題トピックと同じ英文記事で英語討論   *効果的な英語学習や予習復習法を情報交換(日本語OK)

○ 対象:受講生全般(1回4~10名程度の参加を想定)

*自主学習会は授業ではないので講師は参加しません。
*英語で時事テーマ等のディスカッションを行う場合、クラスを初中級と中上級の2レベルに分割します。

○ 座談会の開催予定:4/30(土)  午後3時15分~5時30分の枠内で自由参加

*自主学習会の内容について、参加者同士で自由に希望を出し合える場として座談会を設定いたします。

ご参考:現時点までに上級クラスの山中さんと話し合った内容
1) 英語ディスカッションの場合の課題トピック

現在、授業の初級クラス(茅ケ崎ニュース英語)と中級(茅ケ崎ニュース英語・時事英会話)ではイギリス系の英語学習サイト「Breaking News」から記事を選んでいる。上級はVOAやJapan Timesから社説記事を選ぶことが多い。

授業と同じ課題トピックをサークル学習会で補完すれば、参加者にとって、新たな記事読み込みの余分な負担がかからずによいかもしれない。

山中さんご提案のデイリーヨミウリ(社説)は馴染みのある日本関連の記事で和文付きなのが魅力なので、こちらを上級(または中級)クラスの授業で取り入れ、サークル学習会でも使用するのもあり。

2) サークル学習会の有効な位置づけと活用法

日本人どうしの議論で英語が合っているのか不安、という声も出そうだが、基本的にサークル学習会は「英語で自主的に考え、どんどん発言する習慣をつける場所」と位置付けておく。

細かな間違いを修正するのは、まず「英語がすらすらと話せる」ようになってからの話。それができないうちに間違いを気にするのは本末転倒。

ただし、どうしても気になる重要箇所・疑問点はメモしておき、次回の授業で講師に質問すればよい。授業と同じトピックなら講師も負担なく回答できる。

3)使用する教材(英文記事)の告知とプリントの持参

掲示板かメンバー専用ページなどを設け、1週間前には公開する。記事はWordファイルでダウンロードできる形にし、リンクを張る。授業と同じ課題記事なら余分な手間が省ける。(もしプリントできない人がいたら、教室で実費をいただいてコピーする。)

4)名札の作成と参加者リスト

参加者リストの作成には山中さんお勧めのソフトあり。名札が必要な場合、百均などでプレートを調達する。詳細はまだ未定。

5)サークル学習会の責任者の呼び方

責任者、という呼ぶのはカタいので、リーダー、チェアと呼ぶほうがよさそう。参加者の持ち回りでもOK。


 

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