こんにちは!やさしい英語ニュースのAkiです。

さて、「やさしい英語ニュース」は今週から形式を少し改訂し、1本の英語ニュースを2回に分けてお届けしています。

1日目は「Input編」で、まず英文の語句と基本構造を理解し、英語を読んで意味を和訳できるようにします。

続く2日目の「Output編」では、前日の英文和訳を復習した後、反訳トレーニングで和文英訳の区切り読みに挑戦します。仕上げに全文をスピード音読して完成です。

早い話が、7ステップのメニューを2日に分けて消化する、ということですね。このほうが無理なくこなせると思うので、ぜひお試しください。

では、本日の英語ニュースです。「Input編」の学習メニューを順にこなしていきましょう。

Step1 >> 英語ニュース全体をリーディング

最初に英語ニュース全体を通して読み、だいたいの意味をつかみます。この段階では単語や構造、文法の疑問点があってもかまいません。

Man arrested for causing fatal crash in June

Police arrested a 25-year-old man for blocking a van on an expressway sparked by road rage, resulting in a fatal accident. A large truck crashed into the van in the overtaking lane, killing the driver and her husband.

Step2 >> 重要単語と語句

fatal(形)致命的な

crash(名)衝突

spark(動)刺激する

rage(名)憤慨、激昂

overtake(動)追い越す

Step3 >> 頻出表現と文法のミニ解説

◆ Police arrested a 25-year-old man for blocking a van on an expressway = 高速道路上でワゴン車の進路をふさいだとして、警察が25歳の男を逮捕した

「25-year-old(25歳の)」が形容詞句として名詞の「man」を修飾しています。「year」の部分が単数形になるので注意しましょう。

前置詞「for」に導かれる部分で逮捕の理由を説明しています。ここでは、直接的には「blocking a van on an expressway(ワゴン車の進路をふさいたこと)」ですが、逮捕に至ったのは、この行為が後述の死亡事故につながったためです。

◆ sparked by road rage, = 運転中の激昂に駆られて、

受け身の過去分詞「sparked」の主語は前述の「a 25-year-old man(25歳の男)」です。

「road rage」は車を運転しながら周囲の状況にイライラし、ついカッとなる精神状態を指しています。英語では定着した表現ですが、日本語ではぴったりした言い回しがないため、ここでは「運転中の激昂」と訳しています。

◆ resulting in a fatal accident. = そのことが死亡事故につながった。

分詞構文の現在分詞「resulting」の主語は、前述の「blocking a van on an expressway sparked by road rage」という行為を指しています。

◆ killing the driver and her husband. = 運転手とその夫が死亡した。

ここも同様に、分詞構文の現在分詞「killing」の主語は直前の英文「A large truck crashed into the van in the overtaking lane」を表しています。

Step4 >> スラッシュ・リーディング ~ 区切り読みしてみよう

英文を頭から理解できるよう、意味のかたまりごとにスラッシュ「/」で区切って読んでいきます。ひとつの区切りから次へ進むときに(誰が → 何をした → なぜ)というように、続く内容を予想しながら読むのがコツです。

Man arrested / for causing fatal crash / in June

Police arrested a 25-year-old man / for blocking a van on an expressway / sparked by road rage, / resulting in a fatal accident. / A large truck crashed into the van / in the overtaking lane, / killing the driver and her husband.

Step 5 >> サイト・トランスレーション ~ 頭から順に和訳してみよう

スラッシュで区切った上の英文テキストを見て、区切りごとに日本語に訳していきます。後ろから返り読みせず、頭から読み進めるようにしてください。まず自分でサイトラをしてから、下の和訳例を見て比べてみましょう。

<和訳例> 男が逮捕、/ 死亡事故を引き起こしたとして、/ 6月に

警察が25歳の男を逮捕した、/ 高速道路上でワゴン車の進路をふさいだとして、/ 運転中の激昂に駆られて、/ そのことが死亡事故につながった。/ 大型トラックがワゴン車に衝突し、/ 追い越し車線にいた、/ 運転手とその夫が死亡した。

Input練習が完了しました!

お疲れさまでした!今日は【Step 5】でいったん終了です。明日は「日本語 → 英語」に訳す反訳トレーニングへと進みますので、まずは「英語 → 日本語」に無理なく訳せるよう練習しておいてくださいね。

編集後記

先日、この事故のニュースを報道番組で長々と解説していましたが、逮捕された男の幼稚な身勝手さに腹が立ちました。

ある専門家によると、こういう危険人物に遭遇したときは、「いったん正義感を忘れてかかわらないようにするのが最良の自衛策」とのこと。

まあ、そうかもしれませんが、迷惑行為を注意したからといって、高速道路上を車で執拗に追いかけてくるとは思わないですよね・・・。亡くなったご夫婦と残されたお子さんたちが本当に気の毒です。

男の行為と死亡事故の因果関係を証明するのはさぞ難しかったでしょう。ともあれ、逮捕に至ってよかったです。

明日は今日の続きで【Output編】をお届けします。