こんにちは!やさしい英語ニュースのAkiです。今週は火曜日スタートです。

さて、「やさしい英語ニュース」は今週から形式を少し改訂し、1本の英語ニュースを2回に分けてお届けします。

1日目は「Input編」で、まず英文の語句と基本構造を理解し、英語を読んで意味を和訳できるようにします。

続く2日目の「Output編」では、前日の英文和訳を復習した後、反訳トレーニングで和文英訳の区切り読みに挑戦します。仕上げに全文をスピード音読して完成です。

早い話が、7ステップのメニューを2日に分けて消化する、ということですね。このほうが無理なくこなせると思うので、ぜひお試しください。

では、本日の英語ニュースです。7ステップの学習メニューを順にこなしていきましょう。

Step 1 >> 英語ニュース全体をリーディング

最初に英語ニュース全体を通して読み、だいたいの意味をつかみます。この段階では単語や構造、文法の疑問点があってもかまいません。

Kazuo Ishiguro wins Nobel Prize in literature

The Japan-born British writer Kazuo Ishiguro won this year’s Nobel Prize in literature on Thursday for his “novels of great emotional force.” The author said that he initially thought it was a hoax in this age of fake news.

Step 2 >> 重要単語と語句

literature(名)文学

author(名)著者

initially(名)最初に

hoax(名)でっち上げ、作り話

Step 3 >> 頻出表現と文法のミニ解説

◆ The Japan-born British writer Kazuo Ishiguro won this year’s Nobel Prize in literature = 日本生まれのイギリス人作家であるカズオ・イシグロ氏が、今年のノーベル文学賞を受賞した、

「Japan-born British writer(日本生まれのイギリス人作家の)」が形容詞句として「Kazuo Ishiguro」を修飾しています。

動詞「win(勝つ、優勝する、受賞する)」は不規則変化で「win – won – won」となります。過去形と過去分詞形の「won」は、アメリカ英語では数字の「1」=「one」と同じように「ワン」と発音します。

「ノーベル文学賞」の英語表記「Nobel Prize in literature」は「Nobel Prize for literature」でもOKです。

◆ for his “novels of great emotional force.” = 彼の「偉大な感情の力を持つ小説」に対して。

前置詞「for」以下が受賞理由を表しています。クォーテーションマーク””が付いているのは、この部分が彼に
賞を授けたスウェーデン・アカデミーによる引用であることを示しています。

◆ The author said that he initially thought it was a hoax in this age of fake news. = 著者は最初、フェイク・ニュースのこの時代に、作り話をしているのではと思った、と述べた。

「The author(その著者)」とは、もちろんカズオ・イシグロ氏の言い換え表現です。英語では同じ単語を繰り返し使用することを避け、別の表現に置き換える傾向があります。

「hoax」は「でっち上げ、作り話」という意味の名詞ですが、いわゆる「ドッキリカメラ」のような企画で「人をまんまとかつぐ」「いたずらでだまして反応を見る」といったニュアンスです。

Step 4 >> スラッシュ・リーディング ~ 区切り読みしてみよう

英文を頭から理解できるよう、意味のかたまりごとにスラッシュ「/」で区切って読んでいきます。ひとつの区切りから次へ進むときに(誰が → 何をした → なぜ)というように、続く内容を予想しながら読むのがコツです。

Kazuo Ishiguro wins / Nobel Prize in literature

The Japan-born British writer / Kazuo Ishiguro won / this year’s Nobel Prize in literature / on Thursday / for his “novels of great emotional force.” / The author said / that he initially thought / it was a hoax / in this age of fake news.

Step 5 >> サイト・トランスレーション ~ 頭から順に和訳してみよう

スラッシュで区切った上の英文テキストを見て、区切りごとに日本語に訳していきます。後ろから返り読みせず、頭から読み進めるようにしてください。まず自分でサイトラをしてから、下の和訳例を見て比べてみましょう。

<和訳例> カズオ・イシグロ氏が受賞、/ ノーベル文学賞を

日本生まれのイギリス人作家 / カズオ・イシグロ氏が受賞した、/ 今年のノーベル文学賞を、/ 木曜日、/ 彼の「偉大な感情の力を持つ小説」に対して。/ 著者は述べた、/ 最初は思ったと、/ それは間違いではないかと、/ フェイク・ニュースのこの時代に。

Input練習が完了しました!

お疲れさまでした!今日は【Step 5】でいったん終了です。明日は「日本語 → 英語」に訳す反訳トレーニングへと進みますので、まずは「英語 → 日本語」に無理なく訳せるよう練習しておいてくださいね。

編集後記

1本の英語ニュースを【Input編】と【Output編】に分ける方式は、NHKラジオ講座”高校生からはじめる「現代英語」”のフォーマットを参考にしています。

この講座の2日目に行なわれる「反訳トレーニング」という用語も、当メルマガのメニューに取り入れました。

英語ニュースを日本語に訳して終わるのではなく、逆に「日本語から英語を再生する」という訓練は当メルマガで以前から採用していたため、同じ趣旨の語学講座が登場したのは心強い限りです。

また次回の英語ニュースでお会いしましょう。明日は今日の続きで【Output編】をお届けします。