日本人コメディアンの旋律がギネス世界記録を樹立【Japanese comedian’s tune sets Guinness World Record】

News-icon11-64こんにちは!やさしい英語ニュースのAkiです。
では、本日の英語ニュースです。7ステップの学習メニューを順にこなしていきましょう。

Step1>> 英語ニュース全体をリーディング

最初に英語ニュース全体を通して読み、だいたいの意味をつかみます。この段階では単語や構造、文法の疑問点があってもかまいません。

pico1Japanese comedian’s tune sets Guinness World Record

A Japanese comedian’s catchy tune that went viral on the Internet has entered the Guinness World Records as the shortest song to break into the Billboard Hot 100.

Step2>> 重要単語と語句

catchy(形容詞):人気を呼びそうな

go viral:(情報が)急速に広まる

Step3>> 頻出表現と文法のミニ解説

◆ A Japanese comedian’s catchy tune that went viral on the Internet
= インターネット上で急速に広まった日本人コメディアンの耳に残る旋律

形容詞の「catchy」は「人の心を引く」というニュアンスの形容詞です。ここでは曲のメロディーなので「耳に残る、覚えやすい」という意味合いになります。テレビコマーシャルの歌などにも使える表現ですね。

形容詞「viral(ウイルスの)」は名詞「virus(ウイルス)」の派生語です。「go viral」は「(ウイルスが広がるように)ソーシャルメディアを使ってネット上で情報が拡散する」ことを示しています。

「that」は関係代名詞の主格で、先行詞は直前の名詞「tune」です。

◆ has entered the Guinness World Records
= ギネス世界記録に認定された

ギネス世界記録に認定され、その状態が現在まで続いているため、時制が「has entered」と現在完了形になっています。

ここでの「enter」は「~に入る、~の仲間入りをする」ですが、意訳すれば「認定される」という意味になります。

◆ as the shortest song to break into the Billboard Hot 100
= ビルボードの100位以内に入った最短曲として

「break into A」=「Aに食い込む」を表します。

Billboard Hot 100(ビルボードホット100):アメリカ音楽産業における一般的なシングル人気チャートである。週刊で『ビルボード』に載っている。チャートの順位はセールスとエアプレイに基づいている。(Wikipediaより引用)

Step4>> スラッシュ・リーディング ~ 区切り読みしてみよう

英文を頭から理解できるよう、意味のかたまりごとにスラッシュ「/」で区切って読んでいきます。ひとつの区切りから次へ進むときに(誰が → 何をした → なぜ)というように、続く内容を予想しながら読むのがコツです。

Japanese comedian’s tune / sets Guinness World Record

A Japanese comedian’s / catchy tune / that went viral / on the Internet / has entered / the Guinness World Records / as the shortest song / to break into / the Billboard Hot 100.

Step5>> サイト・トランスレーション ~ 頭から順に和訳してみよう

スラッシュで区切った上の英文テキストを見て、区切りごとに日本語に訳していきます。後ろから返り読みせず、頭から読み進めるようにしてください。まず自分でサイトラをしてから、下の和訳例を見て比べてみましょう。

<和訳例> 日本人コメディアンの旋律が / ギネス世界記録を樹立

日本人コメディアンの / 耳に残る旋律が、/ 急速に広まった、/ インターネット上で、/ 仲間入りをした、/ ギネス世界記録の、/ 最短曲として、/ 食い込んだ、/ ビルボード100位以内に。

Step6>> リプロダクション ~ 和文から元の英文を再生してみよう

今度は逆に、スラッシュで区切った上の日本語テキストを見て、元の英文テキストを思い出しながら順に英語を再生していきましょう。

<解答をチェック!>

日本人コメディアンの旋律が
Japanese comedian’s tune

ギネス世界記録を樹立、
sets Guinness World Record


日本人コメディアンの
A Japanese comedian’s

耳に残る旋律が、
catchy tune

急速に広まった、
that went viral

インターネット上で、
on the Internet

仲間入りをした、
has entered

ギネス世界記録の、
the Guinness World Records

最短曲として、
as the shortest song

食い込んだ、
to break into

ビルボード100位以内に。
the Billboard Hot 100.

Step7>> スピード音読 ~ 仕上げ読みしてみよう

最後に、英文テキストをできるだけ速く音読してください。読みながら意味が頭にすっと入ってきたらOKです。

pico1Japanese comedian’s tune sets Guinness World Record

A Japanese comedian’s catchy tune that went viral on the Internet has entered the Guinness World Records as the shortest song to break into the Billboard Hot 100.

参考記事: ニュースの背景知識を深めよう ~時事ドットコム より~

ピコ太郎の「PPAP」、ギネス認定=ビルボード100位以内の「最短曲」に

謎のシンガー・ソングライターで、「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」が世界中で人気のピコ太郎が28日、日本外国特派員協会で記者会見を行った。

席上、「PPAP」が米ビルボードの100位以内にランクインした楽曲の中で「1曲の尺が最短」として、ギネス世界記録に認定されたことが発表され、認定証がピコ太郎に手渡された。

ピコ太郎は「もともと10万円で作った動画です。それが世界でこうして広がっていって、ネットってすげえ!」と感激していた。

編集後記

「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」の動画を最初に見たのは、確か情報番組の中で紹介されたときでした。

(なんかヘンテコな歌だな)というのが第一印象でしたが、ピコ太郎さんの独特の表情や振り付け、旋律が妙に耳に残る動画でした。まさか、こんなに短期間で世界中に拡散するとは!

ちなみに、「PPAP」にはロングバージョンもあるそうです。

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