持ちネタを準備しておく

 

ずっと以前、会社勤めをしていた頃にこんな出来事がありました。

後輩の社員で、雑談のときに「オチをつけた話」を展開するのがやたら上手な女性がいたのです。

最初は、その場で思いついたことを話しているのだと思っていたので、(頭の回転が速いなあ)と素直に感心していたのですが、しばらくすると、そうでないことがわかりました。

というのも、彼女はある話題について私と雑談した後、数日たって開かれた職場の飲み会の席で、先輩を相手にまた同じ話題を持ち出していたのです。

横でそれとなく話を聞いていると、話の展開の仕方や言葉の選び方、オチのセリフを言うときのタイミングなどが、私と話した時とほぼ同じでした。

(なんや・・・これ、この子の持ちネタなんやな)と気づき、計算された「受け狙い」だとわかったときは少々複雑な気分でした。

が、あとで冷静になると、雑談や飲み会の場で話を盛り上げるためにネタを持っておくのは(けっこう賢いやり方かも)、と思えてきました。

実際、営業トークの中で持ちネタをうまく使っている人もいるでしょうから。

これは英語学習にもそのまま応用できそうです。

たとえば、「英語での自己紹介」であれば初回レッスンの定番なので、話す内容をあらかじめ準備している人も多いかと思います。

この幅をもう少し広げて、即座に対応できる「得意な話題」を幾つか用意しておくと、いざその話題になったときに慌てなくて済みます。

ネタ帳に英文を書いておくと安心ですが、ひとつ注意点があります。

それは、「一字一句をそのまま丸暗記しようとしない」ということです。

実際に話す場では、相手が途中で言葉をはさんだり質問してくることも考えられ、全て自分のシナリオ通りに話が進むとは限らないからです。

それよりも、説明するのに必要なキーワードを挙げておき、それを見ながら話す練習をするのがお勧めです。

ご参考までに、前にもご紹介した書籍「英会話1000本ノック」では、日常会話によく出てくる定番の話題が扱われています。

初心者にはまだハードルが高いですが、基本英文法で自由英作文ができる中級レベル以上の人には役立ちます。

英会話1000本ノック
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「トピック・ノック」というChapterの中に、「いちばん好きなもの」「家族」「自分の仕事」「毎日の生活」など10種類のテーマがあります。

この本の面白いところは、著者が書いた模範解答を覚えるというのではなく、「あなた自身の答えを自由に話してみよう」というアプローチに
なっている点です。

自分の仕事や生活については、自身が自由に語ればいいわけですから、なかなか実践的な作りになっています。

以上、学習のご参考になりましたら幸いです。

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