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麻生副総理がナチス発言で 辞任を拒否  【2013年08月05日】

Deputy PM Aso refuses to resign over Nazi comments

Step1>> 英語ニュース全体をリーディング

Deputy PM Aso refuses to resign over Nazi comments

Deputy Prime Minister Taro Aso refused to resign on Friday over comments he made, which suggested that Japan should learn from Nazi Germany's constitutional reform.

Step2>> 重要単語と語句

deputy(形容詞):代理の、副~
refuse(動詞):拒否する

resign(動詞):辞任する
constitutional(形容詞):憲法の

Step3>> 頻出表現と文法のミニ解説

◆ Deputy Prime Minister Taro Aso refused to resign
= 麻生太郎副総理は辞任を拒否した

主語は「役職名+名前」で固有名詞となっています。この場合は冠詞不要ですが、「Taro Aso」を省略すると冒頭に定冠詞「The」が必要です。

なお、麻生氏は財務大臣(Finance Minister)を兼務しています。

◆ which suggested that Japan should learn from Nazi Germany's constitutional
reform. = 日本がナチス・ドイツの憲法改正から学んではどうかと示唆した

関係代名詞の主格「which」は「comments」が先行詞となります。

提案や勧告、主張を表す動詞(suggest, propose, demand など)の後にthat節が来るとき、「~すべき」という意味の助動詞「should」がよく使用されます。この助動詞は省略が可能です。

Step4>> スラッシュ・リーディング ~ 区切り読みしてみよう

Deputy PM Aso / refuses to resign / over Nazi comments

Deputy Prime Minister Taro Aso / refused to resign / on Friday / over comments he made, / which suggested / that Japan should learn from / Nazi Germany's / constitutional reform.

Step5>> サイト・トランスレーション ~ 頭から順に和訳してみよう

麻生副総理が / 辞任を拒否、/ ナチス発言をめぐって

麻生太郎副総理は / 辞任を拒否した、/ 金曜日、/ 自身の発言をめぐって、/ 示唆した、/ 日本が学ぶべきと、/ ナチスドイツの / 憲法改革に。

Step6>> リプロダクション ~ 和文から元の英文を再生してみよう

麻生副総理が
Deputy PM Aso

辞任を拒否、
refuses to resign

ナチス発言をめぐって
over Nazi comments

-----------------------------------------------------

麻生太郎副総理は
Deputy Prime Minister Taro Aso

辞任を拒否した、
refused to resign

金曜日、
on Friday

自身の発言をめぐって、
over comments he made,

示唆した、
which suggested

日本が学ぶべきと、
that Japan should learn from

ナチスドイツの
Nazi Germany's

憲法改革に。
constitutional reform.

Step7>> スピード音読 ~ 仕上げ読みしてみよう

Deputy PM Aso refuses to resign over Nazi comments

Deputy Prime Minister Taro Aso refused to resign on Friday over comments he made, which suggested that Japan should learn from Nazi Germany's constitutional reform.

※参考記事: ニュースの背景知識を深めよう

~YOMIURI ONLINE より~

麻生氏、講演での「ナチス例示」発言を撤回
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130801-OYT1T00535.htm?from=navr

麻生副総理は1日午前、憲法改正に関し7月29日に東京都内で行った講演の一部発言を撤回した。

ナチスの権力掌握に言及しつつ憲法改正を論じたことに対し、文書で「憲法改正については、落ち着いて議論することが極めて重要であると考えている。

誤解を招く結果となったので、ナチス政権を例示としてあげたことは撤回したい」と表明した。

麻生氏は講演で、「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうか。(国民が)騒がないで、納得して変わっている。喧騒(けんそう)の中で決めないでほしい」と語っていた。

 

編集後記

問題となっている麻生氏の発言場面を報道番組で観ましたが、やはり表現の仕方が適切でないように感じます。

憲法改革をじっくり落ち着いて話し合うべき、という趣旨だったにしても、なんでよりによってナチスを引き合いに出したんでしょうね・・・。

関連キーワードで英語ニュースを検索すると、外国発の英文記事が上位に次々とヒットし、世界中で報じられている様子がわかります。

麻生氏はもともと失言の多い人なので(またやってしまったか!)という感じです。参院選に自民党が大勝した気の緩みもあったのかもしれませんね。

 

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